翁長知事 アメリカへ出発

翁長知事は、新基地建設に反対する沖縄の民意を米国へ届けるため
27日ハワイ経由でワシントンへ向かった。

見送りのため空港へ詰めかけた市民にあいさつする翁長知事

見送りのため空港へ詰めかけた市民にあいさつする翁長知事

 

アメリカにとって沖縄の基地問題など、針先ほどのことに過ぎないかのしれない。
日米同盟の相手は日本国であり、「沖縄で起こっていることは日本の国内問題であって、米国がとやかくいう立場にない」と、これまでずっと当事者意識の全くない発言を続けてきた。

しかし、今回ばかりはまともに向かい合わなければならないだろう。
なぜなら、辺野古問題は世界へ広がり
アメリカ国民の世論も、沖縄に注目しつつあるからだ。

米国のメディアも注目

米国のメディアも注目

 

そして、翁長知事は「これ以上民意を無視し、新基地を押し付けるならば
県民の怒りは、普天間基地の閉鎖・撤去だけでなく
沖縄にあるすべての米軍基地の撤去へと向かうであろう」と警告を発している。

県民世論はすでにこの方向へむかっている

県民世論はすでにこの方向へむかっている

 

また、訪米を前に記者会見した翁長知事は、「前知事が行った埋め立て承認を検証している第三者委員会の提言があれば埋め立て承認を取り消す」と明言。

これに対し菅官房長官は「埋め立て承認を取り消しても、工事は続ける」と、
相変わらず「法治国家」にあるまじき発言を続けている。

2015年5月28日リンクURL

県民大会 余話~「ウチナーンチュ、 ウシェーティナイビランドー」

翁長沖縄県知事は、17日の県民大会で「ウチナーンチュ、 ウセーティナイビランドー」と、うちなーぐちで発言を締めくくり、
3万5千人がスタンディングオベーションで、知事のメッセージに応えた。

地元の新聞社は、大会当日の号外と翌日の朝刊で、知事の発言のうちなーぐちの部分を「沖縄の人を、ないがしろにしてはいけない」と、語釈をつけた。

18日 沖縄タイムス

18日 沖縄タイムス

その記事を読んで「?」と、すごい違和感を思えた。そう思ったのは私だけではなかったと思う。
なぜなら、「ウチナーンチュ、ウセーティナイビランドウ」とは
「沖縄の人をバカにしてはいけませんよ」という強烈な響きを持つ言葉だからだ。
語尾こそ丁寧語を使っているが、そこにまた、だれを相手に発した言葉であるかもあらわれている。

後日、沖縄タイムスはこんな記事を載せた。

20日 沖縄タイムス

20日 沖縄タイムス

推測するに、県はマスコミにたいして、事前に知事の発言内容をニュースリリースとして流したと思われる。そこにうちなーぐち部分の語釈がついていたのだろう。
知事は、県民にはうちなーぐち部分で十分に真意が伝わると信じて、ことばが向けられた相手の人間性までは否定しないという配慮をした。そして、沖縄のマスコミも知事の配慮を尊重した(デスクや整理部はずいぶん悩んだだろうなぁ)。と、私は理解した。

うちなぁんちゅ(沖縄人)はどこまで優しいんだろうか。

2015年5月24日リンクURL

沖縄の米軍基地に改善勧告~国連人権理事会

沖縄の声を無視するだけでなく、暴力的に国策を押し付けるだけの日本政府に見切りをつけ、沖縄は世界に向けて声を挙げる。

20日、翁長知事は日本記者クラブと日本外国特派員協会でそれぞれ会見し、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「海上での銃剣とブルドーザーの基地建設だ」と述べ、基地が強制接収されてきた沖縄の歴史と重ね合わせ、辺野古の新基地建設は「海の強制接収だ」と、国の不条理を内外のメディアに発信した。                                                                        日本記者クラブには238人、外国特派員協会には20カ国141人の報道陣が詰めかけ、関心の高さが示されたという。

また、国連への島ぐるみ会議による働きかけが功を奏し、中国、アルゼンチンなど6か国が沖縄の米軍基地に関し、人権侵害などを指摘、アメリカへ改善勧告したことが分かった。(20日 琉球新報)

国連 改善勧告

国連韓国 ②

<県民大会 会場カンパ 991万円>

17日に開かれた県民大会の実行委員会事務局は、会場で募集した寄付金の金額が991万1501円だったと発表した。1000万円近い金額に県民の熱い思いが表れている。寄付金は大会運営費に充てられる。

2015年5月21日リンクURL