山城博治さん、元気です!

22日、返還式典の抗議集会から夕方の「オスプレイ墜落抗議集会」に向かう途中、山城博治さんともう一人の仲間・I さんが拘留されている名護署に寄って激励行動を行いました。

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ちょうど、弁護士でもある照屋寛徳衆議院議員が接見中ということで、接見室の窓から博治さんが、みんなに手を振る姿(シルエット)が何度も確認され、「弾圧許さない」の声から一転、博治コールの歓声が沸き起こりました。

DVC00025.JPG接見を終えた照屋議員の報告によると、みんなの呼びかけの声が接見室まではっきり聞こえ、博治さんが飛び上がって喜んだといういうことです。

そして、照屋議員が国会で取り上げたため、博治さんんへの靴下の差し入れがやっと認められたとの報告もあり、また歓声が起こった名護署前。

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24日の琉球新報にも山城さんのインタビュー記事が掲載されて、山城博治さんの元気な様子が伝えられ、私たちにとっても、うれしいクリスマスプレゼントになりました。

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もう一人の拘束者・I さんは、11月29日に逮捕されて以来、不当逮捕に抗議して断食を続けているとのこと。22日の段階で14キロもやせてしまったと伝えられ、健康維持が懸念されています。起訴されたこともあり、「今後の裁判闘争に備えて、断食を解き体力をつけるよう」弁護団が説得しているそうですが、本人は、「もうしばらくの間初志を貫きたい」と語っているということです。

2016年12月26日リンクURL

最高裁不当判決に抗議~まさに沖縄殺しの判決

p1040972翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しを巡る違法確認訴訟で、県敗訴とした高裁の判決を受け、沖縄県が上告していた最高裁判決が昨日20日、一度の口頭弁論も開かれることなく、門前払いの形(上告棄却)で出された。

判決を受けて翁長知事は「最高裁の判決は出たが、この闘いというか新辺野古基地は造らせない、オスプレイの配備撤回というのは、今まさに新しいスタートに立ったと思う。これからが私たち県民の踏ん張りどころ、力の出しどころだ」と記者団に語った。

これにより沖縄県の敗訴が確定し、政府は早ければ年内にも工事を再開するとしている。

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この不当判決に抗議する「最高裁不当判決糾弾! 審理のやり直しを求める緊急抗議集会」が今日(21日)那覇市の城岳公園で開かれ、700人が集まり、不当判決に怒りを表明した。

DVC00001.JPG p1040959         <「敗訴でも、私たち県民の闘いが負けたわけではない」と弁護団>

明日は、北部訓練場返還式典が行われる会場近くで返還式典への抗議集会、午後6時30分からは、名護市の21世紀の森屋内運動場で「欠陥機オスプレイ墜落事故に対する抗議集会」がそれぞれ行われる。

2016年12月21日リンクURL

オスプレイ墜落大破 名護市東海岸沖一キロ~県民の不安が現実に

p1040875<14日 琉球新報朝刊>

 第11管区海上保安本部などによると、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが13日午後9時50分ごろ、名護市安部の沿岸部で墜落した。機体は大破し、プロペラや胴体が折れているのが確認できる。夜間訓練中だったとみられる。乗員は5人で、全員が海軍病院に搬送され、2人がけがをしたもよう。11管は巡視船2艇を出動させ調査している。本土復帰以後、県内での米軍機墜落事故は今回を含め48件。


オスプレイを巡っては県などが配備撤回を求めている。政府は同機種が拠点とする米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を進める計画で、北部訓練場の先行提供されているヘリパッドでもオスプレイが運用され、騒音被害が発生しており、今回の事故で県民の反発がさらに高まるのは必至だ。

在沖米海兵隊報道部は14日午前1時ごろ、リリースを発表。キャンプ・シュワブ沿岸部の浅瀬に「着水」した。事故原因は不明。所属は普天間の第36海兵航空群。嘉手納基地所属のHH60救難ヘリが救助した。第3海兵遠征軍も13日夜、短文投稿サイトのツイッターで「沖縄の沖合でMV22の事故が起きた」と投稿した。


県の池田竹州基地防災統括監は「政府は北部訓練場でヘリパッドを建設している。そこで使われる航空機が事故を起こしたのは間違いない。宜野座ではつり下げ訓練の問題があり、県民の不安が募っていた直後の事故だ」と述べ、事故の詳細を把握次第、抗議などを検討する考えを示した。

米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は「県民や市民に不安を与える、あってはならないことが起きた。極めて遺憾だ。だからこそ一日も早く普天間飛行場を返還してほしい」と述べ「詳細を確認しながら対応したい」と話した。

 県には13日午後11時半ごろ、沖縄防衛局から事故の連絡があった。一方、事故の詳細は伝わっていないため、県は14日早朝から対策を協議する。14日琉球新報より抜粋>

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墜落したオスプレイは、真っ二つに割れ、大破したにもかかわらず、米軍は「墜落ではなく、あくまで不時着」と発表。NHKも昨夜のニュースから不時着と報じたが、地元新聞(新報、タイムス) は第一報から「墜落」報道している。墜落を不時着とすることで事故を矮小化することは許されない。

墜落現場は名護市の安部集落からわずかしか離れておらず、一歩間違えれば大惨事になるところだった。

2016年12月14日リンクURL