沖縄を戦場にするな! 日米合同演習やめよ! ~ 11月辺野古県民大行動

 5日(土)は、毎月第一土曜日に行われる辺野古県民大行動に参加した。

 先日(4日)、浜田防衛大臣は「先島防衛のために、自衛隊がいつでも柔軟に民間の空港や港を使用できるようにしたい」と発表。米軍基地、自衛隊基地だけでなく、民間の空港や港も自衛隊に自由に使わせろとは、沖縄全体が要塞化される。7日には、中城湾港から日米共同訓練で使用する物資を陸揚げするなど、沖縄島周辺はますますきな臭さが漂う中での辺野古県民大行動である。800人近くが結集した。

  国会議員代表、県議会代表、辺野古ゲート前で抗議行動の指揮を担う市民団体代表、各島ぐるみ代表が次々と登壇。誰もが、沖縄が要塞化され、日米同盟の捨て石にされる懸念を口々に訴えた。

 

 辺野古へ向かうバスの中で、誰かが言っていた。「米国にとって日本なんて軍事部品の一つに過ぎない。中国がもし日本(沖縄)に攻めてくるようなことがあったら、米軍は即刻消える。日本(沖縄)を守るつもりはない。戦って死ぬのは自衛隊、日本国民である。 

 

 この危機感が、沖縄以外にはなかなか広がらないのはどうしたことか!沖縄だけの問題ではないのだ。日本人よ、手遅れになる前に目を覚ませ!

 

 

 

2022年11月6日リンクURL

報告!深刻な基地被害PFAS汚染 ~ 血中濃度全国の十数倍 11月2日の辺野古

 台風22号、23号の沖縄直撃は避けられたが、先週末からその影響で雨天続きの沖縄。雨がちらつく中、午前7時那覇を出発。

 折しも世界のウチナーンチュ大会(30日前夜祭~3日閉会式)ため、機動隊が警備に動員され、辺野古関連の工事が昨日までほぼ止まったようだ。 今日も中止かと期待されたが…。

 9:00の第一回目の搬入には、30名余が座り込んだ。

 

 一回目の座り込みの後、11時の第四ゲートからの工事資材搬入がないことが判明。抗議行動が中止になったため、12時の2度目の座り込みまで時間的な余裕ができ、テント下で各参加者からの報告などが行われた。

 宜野湾市で有害フッ素化合物PFAS問題に取り組むTさんが、先月明らかになった住民の血液検査の結果と問題点などについて報告。

 「国や県がなかなか住民の血液検査を行わないので、住民が立ち上がり独自で検査を行った。採血や分析には医療関係者が必要で、経費も一般の検査機関に頼むと一人の検査に3~5万円かかるが、協力を申し出てくれた医師や看護師、京都大学の研究機関のおかげで実現できた。

 結果は、沖縄は全国の3倍から地域によって14倍という高濃度のPFOSが検出された。特に基地の周辺ほど高く、米軍基地との因果関連は明白。これまた全国一高い低体重児の出生。これまでは激しい爆音のせいだと言われてきたが、生命の水である水道水のPFASによる母体汚染が原因ではとの見方も出てきている。改めて、国による全国的な疫学調査と、基地内への立ち入りを認めさせ、調査、汚染土壌の浄化をするべき」と訴えた。 

 正午前、2度目の座り込み。参加者も増えて50人近くが座り込む。

 

 昼食時間、今日も差し入れ満載。毎度おなじみTさんのサーターアンダギー。

 長野県からはりんごの差し入れ、那覇の常連さんから「今日は参加できないから」とチョコレートクッキーが…。

 千葉県に住む女性たちから、「辺野古で頑張っている皆さんへ」と送られてくる手作りの梅干し。今年で3年目、今年は2度目となる。今回もたくさんの梅干しが届いた。丁度昼食時だったので、早速食した人たちから「手作りは、市販の梅干しと全然味が違う。美味しい!」と好評だった。送ってくださった皆さんに、改めて感謝!ありがとうございます。

 全国からの熱いエールに支えられて、「午後からもまた頑張ろう!」と元気が出る。 

 午後三時前、三度目やはり40名近くが座り込んだ。

 手に酔芙蓉の花を握りしめて坐りこむ若者は何を思う?

 

 ジュゴンの悲鳴が聞こえたような気がした。

 

 

 

 

2022年11月3日リンクURL

子どもたちと笑い合って暮らせる平和な社会を ~ 10月26日の辺野古

10月も下旬なって、亜熱帯沖縄もやっと朝夕は涼しくなってきた。暑くもなく寒くもなく、沖縄の一番いい季節かもしれない。

 水曜日のいつもの風景、那覇7:00発のバスで辺野古へ向かった。

 8:20分辺野古着、塗りたての絵の具の色も鮮やかに、新作のメッセージボードが干してある。

「金とは笑えない、子どもらとこそ笑い合える」。沖縄の古いことわざである。たしかにお金を眺めて、ひとりニヤニヤしている人がいたら、さぞかし気持ち悪いであろう。

 子どもたちと笑い転げている大人、お年寄り、親子、学校や地域人々の姿を思い浮かべるだけでも幸せな気持ちでいっぱいになる。そういう風景を失わないために、「戦争につながる基地はいらない」と頑張っているのが、辺野古ゲート前に座り込む大人たちの原点である。

 メインゲートを出入りする米軍の戦闘車両にも抗議の意思を表明する

 今日はいつにも増して軍事車両の出入りが激しい。戦闘車両に詰め込まれて、演習場に向かってるのであろう米兵たちに笑顔はない。

   

11時前には第四ゲートに移動して座り込み。朝夕は涼しくても、日中は炎天下となる。 

右手奥に見えるフェンス、そこが従来の辺野古弾薬庫の敷地である。そこからさらに200㍍ほどある手前の有刺鉄線まで基地が拡張される、というのが第四ゲートから広がる環境破壊の姿である。しかもここは軍用地ではない。名護市の市有地、本来なら名護市の権限で止められるものだ。

復帰以前から核疑惑もある辺野古弾薬庫。拡充機能強化され、敵地攻撃能力を目指す自衛隊も共同使用するなど、核ミサイルの疑惑は今後ますます強まる。

正午前、工事用ゲート二度目の座り込み。コロナ禍も少し衰えて、参加者も増えて来て心強い。 

 いつもは前面から見ている工事車両の放列、後方から見るとこんな風景になる。工事用ゲートから第四ゲートまで延々と続いていた。

 

 

2022年10月27日リンクURL