赤富士と3千体のお地蔵さま

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12月初めの週末、
御殿場のホテルで会議があり、二泊三日を過ごした。

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高原にあるこのホテルからは雪をかぶった富士山が間近に見え、
日により時間帯によって刻々と姿を変える富士山に感動した。

 

こんなに間近に富士山を見たのも初めてならば、赤富士を見たのも初めてだった。
地元の人によると、三日間も連続で天気よく富士山がこんなにきれいに見えるのは
ものすごく稀なことだという。なんとラッキーなことだろうか!

紅葉もまだきれいだった!

紅葉もまだきれいだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、ウォーキングを兼ねてホテルの裏山(というより丘)に登ったら
沿道にたくさんのお地蔵さまが鎮座していた。

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韓国、中国から集めたもので、3千体もあるという。30センチから大きくても50センチくらいの小さなお地蔵さまたちで、かわいらしさに、見ているだけで笑みがこぼれた。DVC00205.JPG

富士山とお地蔵さまに思わず手を合わせた。
「沖縄の平和、日本の平和、世界の平和を どうぞお見守り下さい」

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2015年12月22日リンクURL

ベテランズ フォー ピース 辺野古にて④~枯葉剤の影響で子供に障害が… 

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彼はベトナム戦争の帰還兵。ベトナムへは沖縄の基地から飛び立っていった。
戦場で地獄を見た。帰還後心を病(PTSD)んだが、家族の支えで立ち直ることができた。

しかし、さらに試練が待っていた。結婚して最初の子どもが、唇に障害(みつくち)を持って生まれた。
息子は生後わずか数週間で大きな手術に耐えなければならなかった。無慈悲にも障害は唇だけではなかった。心臓にも他の臓器にも奇形があることがわかった。

医者は、この子は4歳まで生きられないだろうといった。
この子が6歳になったとき、妻は息子を抱きしめて、「だんだん冷たくなっていく!」と泣いた。
私も息子を抱きしめた。息子は天国に召された。
息子の障害は、私に起因する。つまり、ベトナム戦争で使われた枯葉剤が原因だということは明らかだった。

平和運動をするようになって、かつて自分が戦ったベトナムを訪れた。
そこで息子のように障害を持った子どもたちがたくさん生まれたことを、いまも生まれ続けていいることを知った。

これが戦争がもたらすものの真実の姿である。平和のための戦争などありえない。
そのことを伝えるためにBFPで活動している。

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沖縄の皆さんの抵抗運動は私たちの希望の光であり、世界平和に大きな貢献をしている。
辺野古に新しい基地をつくらせないため、沖縄の皆さんと共に頑張ります。

彼は淡々と語ったが、聞いていたゲート前の人たち、特に女性たちは、流れる涙を禁じえなかった。
人類はなぜ戦争をするのだろうか?戦争をしてだれが得をするのだろうか?
改めて、金網の中の人たちへも思いを馳せた。

2015年12月21日リンクURL

ベテランズ フォー ピース 辺野古にて③~イラク戦争に反対して外交官をやめた

ベテランズ フォー ピースのメンバー12名は
一週間の沖縄滞在中、各地でシンポジウムや交流会、大学で若者たちとの話し合いなど精力的にスケジュールをこなしながら、辺野古ゲート前の早朝行動に4日間参加した。

工事車両用ゲートの前に座り込む

<工事車両用ゲートの前に座り込むBFPの皆さん>

 

アン・ライトさん

アン・ライトさん

アン・ライトさんは、29年間米空軍に働き、退役の時は大尉だった。
引き続き16年間は外交官として世界各地の大使館に勤めた。

しかし2003年、アメリカがイラク戦争を始めたとき、イラク戦争に反対する長い手紙をブッシュ大統領に送り、外交官をやめた。
以後は様々な世界的な平和運動にかかわってきた。ベテランズ フォー ピースもその一つである。

「アメリカ市民として私たちのやるべきことは、この辺野古基地の建設をやめさせること。皆さんと一緒に頑張ります」と語った。

アンライトさんは、沖縄の女性たちとも親交が深く、早くから辺野古の問題にも取り組んできた。オバマ大統領がハワイで休暇を過ごすとき彼が宿泊するホテルの周辺で、「NO HENOKO」のプラカードを持ってデモ行進を行っている。今年のクリスマス休暇にも行うという。
先月行われた島ぐるみ会議の訪米に際しても、米国内の有力議員たちやシンクタンクなどとの面談のセッティングなどに尽力した。

2015年12月19日リンクURL