人間パワー全開!「ニセ札以外何でも作ります~今日(5月27日)の辺野古

不屈の座り込み691日目の辺野古。

金曜日は嘉手納基地のゲートでも抗議行動が行われているため
毎週金曜日は、行動開始トの朝9時は少人数でのスタートとなる。

しかし、10時頃からは、読谷村民会議のバス、那覇島ぐるみのバス、さらに第四金曜日恒例の「ゴスペル歌い隊」の皆さんなどが到着して人が増え、テントの中はいっぱいになった。

DVC00012.JPGDVC00014.JPG                 <辺野古生まれのゴスペルもある>

DVC00013.JPGDVC00010.JPG          <県外からも続々。長野、大阪、神奈川などから、すべて個人参加である>

DVC00018.JPG                    <新しい駐車場の案内版作製中>

ここでは、テントで必要なものは何でも手づくり。
「プロに依頼している思っていた。すごいですね!」と声をかけたら、
「ニセ札以外は、なんでも作ります」とのこと。すばらしい!!!

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DVC00007.JPG 今日も基地の中から、兵舎解体で出たと思われる鉄筋や鉄くずを積んだ20トントラックが頻繁に(午前中だけで5台)出入りしていた。
和解成立により、一切の工事は関連も含めてすべてストップしているはずなのに、これは和解条項違反ではないかと、市民側が抗議している。

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那覇に戻る途中、沖縄自動車道の上空で、降下訓練中のヘリに遭遇。
ヘリの真下、ロープにぶら下がっている兵士が二人見える。
木々に半分隠れてしまったが4~5人が、まるで風がなくて垂れ下がったこいのぼりのように、吊り下げられていた。

戦場に直結する風景が、日々目の前で展開される沖縄。これは誰のためになるのだろうか。

2016年5月28日リンクURL

高まる全基地撤去の声~二つの抗議集会(5月25日)

元海兵隊員による性暴力、殺人、死体遺棄事件に対して、
25日も二つの抗議集会があった。
午前中は、辺野古キャンプ・シュワブゲート前での抗議集会(平和運動センター主催)に参加した。

DVC00033.JPG                 <400人がゲートを封鎖して抗議>

DVC00180.JPG あのような無残な事件を起こしても、完全武装した兵士を満載して、何事もなかったかのように演習に向かう軍車両が頻繁に行き交う辺野古ゲート前。笑顔のVサインは何を意味するのか!

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午後からは、加害者の元米兵が軍属として働いていた嘉手納基地ゲート前での緊急集会(オール沖縄会議主催)に参加。

DVC00021.JPG                <4千人が嘉手納基地ゲートを埋めた>DVC00009.JPG               <参加者が手をつなぎあい、被害者の思いを共有>

DVC00016.JPG                 <基地に向かって抗議の声をあげる>

集会を主催したオール沖縄会議は、安保を容認する保守系や経済界も合流しているため、あくまで「辺野古に新基地を造らせない」の一点でゆるやかに手をつなぎあう組織であるが、今回の事件を受けて、再発防止にはすべての基地の撤去、軍隊の撤退しかないとの声が相次いだ。

2016年5月26日リンクURL

女性たちが、被害者の追悼と米軍の撤退を求める要求書

女性たちが中心となって呼び掛けた22日の「無言の抗議」集会では
米国大統領、在日米国大使、在沖米軍四軍調整官、安倍総理、内閣官房長官宛に、
「元米軍海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、十分な対応と真相究明、米軍の撤退を求める要求書」を発表した。
その全文を掲載する。

DVC00202.JPG 2016年4月末から行方不明になっていた女性が遺体で発見され、5月19日元海兵隊員で軍属の男性が容疑者として逮捕されました。この痛ましい現実に直面し、何を言うべきか。怒りが痛みを持って沸き上がるのを押さえることが出来ません。
この怒りや悲しみに心を配らず、責任回避や矮小化、政治の駆け引き事のように取り沙汰しようとする声も聞こえ始めています。このようなとき、沈黙を選んではならない。私たちは声を発するためにここに集いました。           

私たちは何よりもまず、奪われた尊い命を悼みます。彼女を大切にしてきた人びとが、彼女を想うための時間と機会が損なわれることのないよう、求めます。

私たちは、彼女がどれほどの恐怖と苦しみのなかにあったか、荒ぶるような心を鎮めることが出来ません。沖縄に暮らす私たちはみな、自分にも起こり得たことだと、言葉を失い、その痛み苦しみを共にしています。

私たちは、基地・軍隊の長期駐留が押し付けられている沖縄で、幾度となく繰り返される事件のたびに、被害者を貶める発言や態度にも、幾度となく引き裂かれてきました。被害に遭った人の尊厳が守られるよう、強く求めたいと思います。

今年3月中旬、那覇市内のホテルで女性が米兵による性暴力の被害に遭ったときに、在沖米軍のローレンス・ニコルソン四軍調整官は、「沖縄にいる米軍人、家族、軍属の合計5万人を代表する」と発言して、翁長知事に謝罪しています。あれから2ヶ月しか経っていません。綱紀粛正・再発防止の約束は、また反故にされたのでしょうか。この責任はどのように果たされるのでしょうか。

私たちは「軍隊は構造的暴力組織であり、平時と戦時とを問わず、人間の安全を保障しない」と訴え続けてきました。基地・軍隊は、人間の心と身体を深刻なまでに破壊しており、それはフェンスの内と外とを問いません。沖縄に駐留する米軍人・軍属・家族のひとりひとりにも呼びかけます。自分たちには関係ないという態度は許されません。私たちと共に悼み、怒り、抗議の声を上げて下さい。

私たちは、日米両政府、米軍、沖縄県に対して、基地・軍隊の駐留がもたらすこのような現実を直視し、責任ある行動を執るよう、以下のことを強く要求します。

一、被害者を取り巻く人びとへの謝罪とケアが丁寧に行われること。
一、真実が究明され、加害者への厳正な処罰が行われること。
一、沖縄に暮らす人びとの真に安全な社会を実現するため、沖縄から全ての基地・軍隊の撤退を求める。

2016年5月⒛日ハーベールー ②

基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ワンストップ支援センターの設立を強く望む会、強姦救援センター・沖縄(REICO)、ジェンダー問題を考える会、女団協、I女性会議、新日本婦人の会、沖縄県母親大会連絡会、沖教組、高教組、沖退教、高退教、SEALDs琉球、安保法案に反対するママの会@沖縄、那覇ブロッコリー、わんから市民の会、ピースキャンプ沖縄準備会、合意してないプロジェクト、沖縄県内学生有志、ヘリ基地反対協、Weぷらんにんぐ、沖韓民衆連帯、WILPF京都、国際法市民研究会、トリイ基地の強化に反対し読谷村自治基本条例を生かす会、「今、ここからはじめよう」、Hawaii Peace and Justice、HOA: Hawaii Okinawa Alliance、雑誌las barcas、みやこ・あんなの会、てぃだのふぁ島の子の平和をな未来を創る会、沖縄県憲法普及協議会、沖縄人権協会

(5月22日現在、36団体)

2016年5月24日リンクURL