辺野古座り込みの長老・嘉陽宗義さん亡くなる~今日(11月4日)の辺野古

4日(金)の辺野古ゲート前の行動は
前日亡くなられた辺野古座り込みの長老・嘉陽宗義さん(94歳)に捧げる黙祷から始まった。

p1040144              <ご自宅のある辺野古の集落に向かって黙祷!>

21年間「辺野古に絶対新基地は造らせない」と頑張ってきたリーダーが、また一人黄泉の国へ旅立たれた。

嘉陽さんは、地域住民による「命を守る会」や「「ジュゴンの会」などを設立して抵抗運動の先頭に立ち、人々から嘉陽のおじぃと慕われる辺野古座り込みの象徴的存在だった。心からご冥福をお祈りします。

cimg0341                      <ご夫妻で 辺野古浜のテントに座り込む嘉陽のおじぃ(2014年9月)

p1040149p1040147 嘉陽のおじぃの遺志をしっかり受け継ぎ 辺野古キャンプ・シュワブのゲート前では、今日も少人数ながらゲートから出る軍車両を止めた。

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今日、座り込み852日を迎えた辺野古ゲート前行動。さらにその前に嘉陽のおじぃたち先輩方が、浜のテントで積み重ねてきた18年に及ぶ抵抗の年月がある。改めてその重みをズシリと感じる今日の辺野古ゲート前でした。

今日はこの後午後3時から、那覇地方裁判所で、名護署に拘束されている山城博治さんの拘束理由の開示を求める裁判があり、事前集会と傍聴のため那覇に向かう。

さらに、夕方からは沖縄9条連主催の「辺野古、高江を世界へ訴える」報告集会も重なり慌ただしい一日となった。

 

2016年11月5日リンクURL

11月1日は 泡盛の日~マイ古酒を初公開

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 「君知るや名酒あわもり」と 琉球泡盛を讃えたのは、発酵学の権威として知られる東京大学名誉教授坂口謹一郎博士。酒造業界からは「酒の神様」と敬われている方です。(雑誌「世界」の昭和四十五(一九七〇)年三月号に同名の論文を発表した)

沖縄の地酒・泡盛は、近年 健康に良いとして注目を浴びる黒麹菌を使用して造られる日本最古の蒸留酒です。およそ600年の歴史がある言われています。

泡盛と健康の美味しい関係、それは、低カロリー、糖質ゼロ、プリン体ゼロ、ポリフェノールはワインの3倍と、まさに百薬の長です。

泡盛の最大の特徴は「古酒」になること。
つまり、寝かせれば寝かせるほどうまくなるお酒なのです。
我が家も、19年古酒を育てています。

8年前、定年を祈念してマイ甕を焼いてもらい、10年古酒を仕込みました。2~3年に一度仕次をしつつ、今年1月に18年古酒に成長したマイクース(古酒)を初公開します。

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2016年11月3日リンクURL

警視庁公認の違反ダンプ横行~今日(11月1日)の高江

集中行動日は大勢の抗議市民の参加があり北部訓練場への砂利の搬入を止めることができているが、他の日は人数が少なくなるため、毎日60台から多い日は100台分もの砂利が運び込まれている。

集中行動日以外にも多くの市民が高江に来てほしいとの呼びかけに応え、1日は友人の車で高江に行った。

午前5時に那覇を出発。雨の中、8時半高江に到着した。N1ゲート前だけで砂利搬入を止めるのは難しいと判断で、国頭村と本部にある採石場の出口2か所でもダンプ阻止行動をすることになったとのことで、N1ゲート前は20人ほどの少人数だった。

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いつもなら砂利を積んだダンプが到着する9時半ごろになってもその気配はなかった。採石場から出る砂利ダンプを二時間近く止め続けているとの情報があり拍手が起こる。しかし、市民側の作戦に気づいた機動隊が高江から採石場の方へ駆けつけ、10時前に抗議の市民は排除され、10時50分、この日最初のダンプがやってきた。

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ダンプが到着する前から座り込む市民をごぼう抜きし、圧倒的な数の機動隊で道路の両側に檻をつくり、市民らを囲い込む。

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不法にも、抵抗する市民に、警察のカメラが5~6台も集中して向けられる。

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法律違反、肖像権の侵害だといくら抗議しても撮影をやめない。彼らが写したものが、逮捕の時の証拠写真になる。いくらでも合成ができるので恐ろしいことだ。

人数が少なかったので、わずか20分ほどで市民は排除され、洪水のように砂利を積んだダンプ8台が何度も往復して60台分の砂利を運び込んだ。

この間実に4時間に渡って市民を機動隊の檻の中に閉じ込め、地域住民の唯一の生活道路である県道70号線を完全封鎖、業者の砂利トラ運行便宜のために一般車両は完全に締め出され、通行できない状態となった。(この間市民は缶詰め状態で身動きもできないのに対し、機動隊は数にまかせて交代で昼食をとっていた)

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殿様行列並みに、何台もの警察車両に物々しく護衛されて県道を走る砂利トラ。市民らはこれを「お砂利さま」と呼んで皮肉る。

積載オーバー、不明瞭なトラックナンバー、整備不良など明らかな違法ダンプが、警視庁機動隊に守られて、砂利を運んでいる。

警視庁公認の違法ダンプが爆走し、工事現場の出入り口には、工事の内容、工事期間、施工主など掲示しなければならないが、それも一切なし。また工事現場から出てくる車両が公道を汚さないようタイヤを洗う水場を設けなければならないがこれも無視。あたりに砂埃が舞い上がっていた。

違法の数々が横行する高江のオスプレイパッド工事現場。工事の発注主は防衛局、つまり国である。これらの言う「法治国家」はどこにあるのか、聞きたいものだ。

 

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p1040139砂利の他に、重機や建設資材を積んだトレーラー三台も中に入って行った。

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上空では、オスプレイや大型ヘリが、騒音をまき散らしながら訓練を繰り返し、座り込む市民の感情を二重、三重にも逆なでする。(オスプレイの写真は取り損なってしまったが…)

DVC00006.JPG この日の、N1ゲート前の警備は警視庁だった。(ゲートの中には神奈川県警も)

2016年11月2日リンクURL