カヌーチームを激励~今日(1月25日)の辺野古

朝5時平和市民連絡会のチャーターバスで那覇を出発。
いつもトイレ休憩をとる伊芸のサービスエリアで、迷彩色の自衛隊の一団と遭遇した。聞くとこれからキャンプシュワーブで行われる爆破訓練に参加するという。

米軍だけでなく、自衛隊も迷彩服姿で、市民の目に触れるようになってきた。 つい先月も、那覇の市街地にあるホテルのロビーにたむろする、迷彩服の自衛隊の一団を見かけた。数年前までは考えられなかったことだ。琉球列島の軍事化が着々と進んでいることを感じさせる。

 キャンプ・シュワーブのちょっと手前で、バスの中に歓声が上がる。大きく美しい朝日が昇ってきた。さっきの迷彩色を打ち消してくれるに充分な神々しいさ。それこそお天道様だ。

7時過ぎに辺野古到着。工事用ゲートの前では、すでに集会が始まっていた。(この日は延べ300人がゲート前に集まった)

工事用ゲートを中心に、メインゲートと二手に分かれて抗議行動を展開した。8時過ぎ、メインゲートから支援の要請。海上作業要員が車7台で基地の中に入ろうとしていた。

「命の海、故郷の海を壊すな!」と、必死に説得。作業員の車は説得に応じて帰って行った。作業員が中に入れなかったので、海上作業は行われなかったという。

それでも海では抗議船とカヌーの辺野古ブルーが海保と対峙を強いられている。50人ほどが大浦湾が間近に見える瀬嵩の浜近くに移動して、海上の抗議行動を激励することになった。

太陽の光を受けてキラキラ輝く水面を、黄色いフロートが切り裂くように張り巡らされ、これに抗議するカヌーチームと抗議船、それを追い回す海保のゴムボートを目の当たりにする。

ひとりで手漕ぎのカヌーわずか12艇に、6人乗り、18艇の高速ゴムボートの海保。体当たりされ、海に振り落とし沈める。数々の暴力的弾圧が加えられている。実に10倍以上の力で襲いかかり、弾圧を繰り返している。

            <カヌーチーム、・抗議船 頑張れ!海保に負けるな!>

 

 

 

 

 

沿道に昔ながらのバラの花(オールドローズ)が植栽されていて、故郷の香りを思い出させ、懐かしさがこみあげてくる。

午後は、シュワブ前のテントで集会を続け、午後3時ゲート前を後にした。

帰路の途中、那覇地裁前で、非人道的な不当拘束が続く山城博治さんほか二人の仲間の激励と、人権の砦を放棄し、政権に尻尾を振る裁判所に対する抗議を行った。

2017年1月26日リンクURL

釈放を求め4万の署名~山城博治さんらの長期拘留

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前日まで3万筆とされたが、17日の提出時までには4万筆を越える署名が集まり、那覇地裁に提出された。

あまりにも非人道的な長期拘留に、国内外からも批判の声があがっている。沖縄に関心を寄せる海外の有識者、国内の刑法研究者(41名)、日本法律家協会、76か国にネットワークを持つ環境NGOなどが、相次いで山城博治さんの即時釈放を求めて声明を発表した。

外国の専門家は、「国際人権規約にも『未決囚を拘留することは、一般原則ではない』と明記しており、山城議長は、弁護士以外の面会も禁じられており、非人道的だ」と批判した。

さらに「そこには警察や検察の意図が働いているように見える。その場合、裁判所の公平な判断が必要だが、裁判所は検察の意見をそのまま鵜呑みにしており、全く理解に苦しむ。このことが日本の裁判所の国際的な評判に、また傷をつけた」と指摘している。

2017年1月19日リンクURL

不当拘留抗議!即時釈放を求める緊急行動

辺野古・高江の抗議行動で逮捕された山城博治さんはじめ3人がいまだ拘留中である。
逮捕自体が不当であるだけでなく、異常な長期拘束は、あまりにも人権を無視したもので、山城さんに至っては、接見禁止という弁護士以外、家族にさえ会えない状況が続いている。

今日(1月16日)正午から、裁判所前で、「不当拘留抗議に抗議し、即時釈放を求める緊急行動」の集会が開かれた。

緊急な呼びかけで、しかも平日の日中にも関わらず、たくさん(主催者発表:400名)の県民が駆け付け、3人の釈放を求めた。

元参議院議員の山内徳信さん。「裁判所は法の番人、権力の番犬になるな!」と、裁判所に向かって抗議。

弁護団長の池宮城紀夫弁護士は、「弁護士生活45年の中で、このような異常な長期拘留は経験がない」と、違法性を訴えた。

日の丸がはためく裁判所。昨年暮れの最高裁判決が出た際に、元裁判官が高江で発言した言葉が印象深くよみがえる。

日本の裁判所は、上級に行くほど低級になる」。その原因は、「最高裁判所の裁判官はときの政権が任命するからである。権力に逆らう裁判官は出世できない(最高裁の裁判官にはなれない)仕組み」と。

3人の釈放を求める署名は、今日の段階で3万筆近いということです。このブログを見て、署名を集めて下さった方々からも連絡をいただきました。ご協力ありがとうございました。

署名活動は今日で一応締め切り、明日17日午後三時に裁判所に提出されることになっています。

去る12日には、山城博治議長らの釈放を求め、ルポライターの鎌田慧さん、作家の落合恵子さん、評論家の佐高信さんが12日、東京都内参議院会館で記者会見を開いたというニュース。詳しくは琉球新報の記事で<http://ryukyushimpo.jp/news/entry-426433.html>

2017年1月16日リンクURL