「高江」 初の一斉行動日~ 500人で工事を完全に止めた

N1地区の工事が再開され、緊迫する「高江」に抗議行動を集中することになり
3日(土)は初めての「一斉行動日(毎週水・土曜日)」。
およそ500人が結集し、完全に工事車両を止めることができた。

DVC00046.JPG 午前五時、すでに高江に向かう国道70号線で、機動隊が検問を行っていると情報の中、果たして集会が行われるN1ゲート前までたどりつける懸念しながら、平和市民連絡会のチャーターバスで那覇を出発。

7:30分、検問が行われれているはずの「高江橋」には、機動隊ではなく、工事舎車両を警戒する反対市民側の車列と手を振る人々にむかえられて、無事N1に到着。

N!ゲート前では、300人が座り込み、すでに午前6時から集会が始まっていた。
この人数では、さすが500人体制の機動隊も手が出せないようだ。

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P1030899前日辺野古に来てくれたVFP/ベテランズ・フォー・ピースのメンバーも頑張っていた。

DVC00022.JPG市民たちの抵抗運動は徹底した非暴力の抵抗だが、いざというときはしっかりと弁護団がついている。「30人の弁護士がついています。安心して逮捕されてください(笑)」と、池宮城紀夫弁護団長。

そして、 県内5か所の地域で、今日ここに来れなかった人たちが、地元のメインストリートで「辺野古新基地反対」「高江の森を壊すな」とスタンデングアピールを行っていると、現場リーダーの山城博治さんが涙で声を詰まらせながら報告。参加者の間から歓声と拍手が起こった。

P1030908             <県民 ありがとう!と小躍りして喜びを表現する山城さん>

正午過ぎ、早朝から始まった抗議行動も、少し人数が減ってきたので、工事車両を止める守りのポイントとなる「高江橋」に移動。橋の上の道路両端に隙間なく車を駐車し、その間200人の人々が座り込んだ。砂利を積んだ大型のダンプが通れないようにするためだ。

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P1030926                    <橋の上に車を並べて座り込む市民たち>

P1030918<全国からかき集められた機動隊は500名。居並ぶ県外ナンバーの装甲車。数えたら22台もあった>

P1030916この間も、なんだかんだと理由をつけて、警察車両が行ったり来たりしたが、車も人も強制排除されることはなかった。

P1030932一時間ほど土砂降りの雨に見舞われたが、元気に橋の上でデモ行進。

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午後3時、ついに一日中、工事車両を止めることができた。一斉行動の大成功を、三線の生演奏に合わせて、カチャシーで集会をしめくくった。

2016年9月4日リンクURL