私は、どこへ行くにも、時間があれば歩いていきます。
「道草」の楽しみがあるからです。
目的地までの途中、道端の植栽や街路樹、家々の塀越しに垣間見える植物や花々を、勝手に鑑賞するのが、趣味というには語弊がありますが、とにかく嬉しいのです。
今日の道草は「これ」で~す。
殺伐とした出来事があまりにも多すぎて、
朝目覚めたとき、「今日はどこにも行きたくない。何もしたくない」と、
子どもの登校拒否のような心境になることが、ときどきありますよね。
「私は、こんなことをするために生きているのではない」と。
それでも、起き出して、今日するべきことをこなさなければなりません。(厄介な大人の分別)
そんなときに、私の救世主になってくれるのが、この「道草」なのです。
植物や花には人の心を癒し、元気づけてくれるエネルギーがあるようです。
牛さんや馬さんは、お腹を満たすために道草を食いますが
私は、干からびそうな魂を潤すために道草を食っています。
<ソーセージのようなものがぶら下がっているのは、ゴールデンシャワーの種です>
それにしても、ゴールデンシャワーとは、よくぞ言ったものです。頭上からシャワーの水のように降るエネルギー、小雨模様の空がそこだけ黄金色に輝いていました。快晴の青い空だったら、きっとまぶし過ぎて、それこそ目がくらんだかもしれません。