翁長知事の権限を奪う国の代執行裁判始まる

辺野古新基地の建設に拒否権を行使する翁長沖縄県知事の権限を奪い取るため、国家権力による強制代執行訴訟が、今日1日福岡高裁那覇支部で始まった。

きょうの初公判で、自ら意見陳述を行う翁長知事を応援するため、裁判所前で行われた事前集会に、2000人の県民が集まり入廷する翁長知事にエールを送った。

集まった県民を前に翁長知事は
「こんなにたくさんの県民が集まっているとは想像もしていなかった。みなさんに感謝申し上げる。ここに集まった県民皆さんの応援をしっかりと受け止め、また参加できなかった多く県民の思いも背にうけて、しっかりと沖縄の主張をして参ります」と、笑顔いっぱいにあいさつ。
たくさんの拍手と歓声に送られて裁判所に向かった。

事前集荷で県民の声援に応える翁長知事

<事前集会で県民の声援に応える翁長知事>

 

皆さんの声援を背に受けて頑張ります。

<皆さんの思いを背に受けて頑張ります>

傍聴券を求めて、早朝から600人以上の行列ができたが、何を恐れてか裁判所はわずか32人(抽選)しか傍聴を認めなかった。

法律本来の精神を無視し、憲法まで犯して、沖縄だけに強権発動する国の理不尽を絶対に許してはならない。
この裁判にあたって国は、成田闘争など国寄りの判決で有名な裁判長を、わざわざ配置替えして沖縄に送り込んできた。
しかし、どんな判決が出ようとも、正義は沖縄の側にあることが
この裁判で日本中、世界中に知れ渡ることは間違いない。

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「最後の最後まで、私たちはあきらめない!」、ヘリ基地反対協・安次富浩代表の力強いメッセージが、入廷する翁長知事の背中を押した。

2015年12月2日リンクURL