政府・自民党は、知事選や衆議院選挙への影響を恐れて
昨年後半から、辺野古の海での調査や作業をストップしていたが
10日(土)早朝、座り込みの人たちのすき(ゲートの開門午前7時から座り込み開始の8時と閉門し市民が引き上げた後夕方7時以降の間帯)を狙って、セメントや砂利を積んだ工事車両15台を基地内に入れたため、抗議の人々がシュワーブ基地のゲートを、24時間体制で封鎖した。
機動隊が導入され、抗議する人たちとの間で、一時小競り合いもあったそうだが、ごぼう抜きされてもひるまず、整然と座り込む人々を前に、機動隊は基地の中に引っ込むしかなく、日が暮れても封鎖を解かない抗議の人々に、「帰るから通してほしい」と懇願して、すごすごと引き上げていったという。
今日、ゲート前には、日中およそ200人がかけつけ、いつものテントの下ではなく、ゲートを封鎖した形で終日座り込んで集会を開いた。
ある保育園で働く保母さんの一家が歌と踊りを。
神戸から年に数回は辺野古へ通ってくるというお2人。
ご当地ヒーロー「琉神マブヤー」の主題歌で激励。
ゲート前のマドンナは最高齢87歳と85歳。「殺人鉄板」と呼ばれるヤマ切り鉄板もものともせず今日も座り込む。それぞれにサイパンと沖縄で戦争の地獄を体験してきた生き証人だ。
教え子を連れてきた私立高校の教師は、「現場を見て、直接話を聞いて、自ら判断し、自分たちの未来は自ら切り開く力をつけてほしい」と。
最後は、スクラム組んで「沖縄を返せ」を唄う。
毎週月曜日に那覇から出発する「島ぐるみ会議」の辺野古支援バスで参加した私たちは、昼前に辺野古へ着き、座り込みに加わった後、3時過ぎには辺野古を後にして那覇へと戻ってくる。
しかし、シュワーブゲート前では、24時間体制で座り込みが続く。南国沖縄とはいえ大寒の季節、海風が冷たく吹き付ける中で、限られた人数での寝ずの厳しい闘いである。
11日琉球新報 より