焼けるような暑さの中で座り込む、それだけでも尊敬する!  ~ 10月11日の辺野古

 辺野古へ行く水曜日は、いつも午前4時半前後に起床する。ベランダの戸を開けるとヒンヤリとした空気が顔を撫で、部屋に入ってきた。「やっと秋到来か!」。昨日日中の暑さを思うと突然!という感じで秋はやってきた。

 昨夜調べた天気予報によると11日は、最高気温はまだ31度あるものの、最低気温が24度ということだった。この頃の天気予報はよく当たる。

 辺野古へ向かうバスの窓から見上げる空は、すっかり秋の顔になっている。炎天下の座り込みも少しは楽になるかも。

 


 いつもの攻防で今日もゲート前の一日が始まった。

 イチゴケーキの差し入れを持って座り込みにやってきた二人の若者。

正午前、この日二回目の座り込み。

 9時那覇発のバスでやってきた神奈川県からの大学院生。「ネット情報や誰かから聞いた話でなく、自分の目で見、体験して感じたことを信じたい。辺野古も実際に来て見たかった。やはり、ネットの情報とは全然違う。まず第一に肌がピリピリ焼けるようなこの暑さに驚いた。この季節でこれだけ大変なのだから、真夏はどれだけ厳しいか!それだけでも尊敬する」と。

 この後わたしは、次の日程があり辺野古を後にしたため聞くことはできなかったが、次に展開される機動隊と市民との攻防やダンプの行列、ゲート前に居並ぶ40人からの民間警備員など抗議行動本番の姿に、彼女はどんな感想を持ったであろうか!

 ゲート向かいの土手に、今年も酔芙蓉の花が咲き始めた。

 このように時期を違わずにめぐりくる季節を、あと何回ここ辺野古で迎えなければならないのだろうか!

 

 

 

 

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