辺野古ゲート前の座り込みは、5月10日で「2500日」に達した。今年7月にはまる7年、8年目に突入する。
コロナ「まん延防止等重点措置」の延長によって、組織的な行動の中止期間も延長され、連休明け後も自主参加での抗議行動となっている。
「ゲート前の抗議行動参加者の中から感染者を出さない」との強い決意のもと、今日まで無事に行動ができていることは奇跡と言ってもいい。
今日も、9:00の一回目の座り込みから20名が参加した。
9:00きっかりに、資材搬入のダンプの車列ができる。と同時に後ろのグリーンの網の壁が取り払われ、代わりに民間警備員が壁をつくる。
続いて、今度は前に土手のように置かれているバリロードが取り払われると、後ろに民間警備員、前には機動隊と挟み撃ち状態に。
慣れると少し治まるが、それでもあまり気分がいいものではない。今日は午前中で帰る人たちもいて、特に午後3時の三回目は、私がこれまで参加した中で一番座り込みの人数が少ない(8名)日となった。
また今日は、ゲートの中に入るダンプも少なく、しかも何も積んでいない空のダンプがほとんど。これらの空ダンプは、陸上部で行われている仮設道路工事で出てくる赤土を、外に運び出しているとのこと。
とくに4月以降は、工事用ゲートから入るダンプは、海の埋立てとは.関係なく、陸上部建物の工事資材や廃棄物の搬出が主なようだ。
今日の座り込みテントの周辺は、台風対策やコロナ禍の人手不足などで、少々荒れ気味だったベンチ下や道路が掃き清められ、横幕の張り直しなど清々しい姿を取り戻していた。人知れず、こういう作業をしてくださる人がいて、抗議行動が支えられている。心の中で感謝の手をあわせた。
テント横の花壇も、手入れしてくださる人がいて、四季折々の花が絶えない。
いまは、月桃、テッポウユリ、八重咲のクヮンソウの花が咲き乱れている。
辺野古までの高速道路の沿道は、梅雨の花・いじゅが満開、山を白いレース編みのように装っている。いじゅの花については長くなるので別項目で紹介したい。