佐喜眞美術館が開館25周年 ~ 100万人が訪れた平和の発信地

 平和学習で沖縄をお訪れる人たちが必ず立ち寄る「佐喜眞美術館」が、今日23日、開館25年を迎えた。沖縄戦の実相を描いた丸木位里・俊夫妻の「沖縄戦の図」を中心に、美術、特に絵画を通して沖縄戦を問い続け、平和を考える重要な拠点の一つとなっている。

 普天間基地とフェンス一枚で接する場所に建てられた佐喜眞美術館の屋上からは、オスプレイをはじめ戦闘機の発着する普天間基地の滑走路が目の当たりにできる。

25年前、「美術館を建てたいから」と、普天間基地の一部を返還させて造られた佐喜眞美術館ならではの設定である。

<展示品の解説をする佐喜眞道夫館長 2015年10月>

<2019年11月23日 琉球新報より>

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