辺野古は 世界中の平和を願って闘う人々と繋がっている ~ 今日(9月4日)の辺野古

 辺野古へ向かう途中、トイレ休憩で入った高速道路伊芸サービスエリアで自衛隊に遭遇。早朝から嫌なものを見てしまった感が沸く。

 見ると「不発弾処理」と表示されている。沖縄戦の不発弾か、米軍演習の不発弾かわからないが、かなり大掛かりな体制のようだ。いずれにしても命がけの仕事。ほんとに「ご苦労さま」としか言いようもないが…。

 海の方では前日から土砂の運搬船や陸揚げに使われる台船が台風避難のため、姿を消し工事が止まっているとのこと。

陸でも台風対策をしなければならないため、どこまで今日の抗議行動ができるかわからないがいつもの通りゲート前に座り込む。

 このところ、強制排除する機動隊の対応が、心なしか優しいと感じる。椅子ごと持ち上げられ運ばれる途中、老人に見えたのかひ弱に見えたのか「陰のところにおきましょうね」と声をかけられ、照りつける太陽がネットで遮られた日陰に降ろされた。思わず「ありがとう」と応えた。

機動隊も人の子、同じうちなぁ人。平和への願い、ふるさと沖縄への思いは私たちと同じと信じたい。

  排除されてもあらん限りの知恵と工夫で反対の意思表示を行う

 一回目の搬入が終わり座り込みテントに戻ると、美味しい冷やソーメンの差し入れが待っていた。毎週水曜日定番のバナナにグアバ、スイカまで。今日は差し入れデーのようだ。

朝食を摂らずに那覇を出発する早朝組にとっては小腹を満たすありがたい差し入れ。感謝この上ない。

 

 差し入れをほおばりながら、県外参加の方たちの話を聞いた。このグループは東京にある「マイノリティ宣教師センター」の平和学習で沖縄にやってきた。日本をはじめカナダ、タイ、台湾、韓国、カンボジアからの皆さん。

東京から「初めての沖縄で観光ではなくこういう場所に来られたこと感謝。辺野古のこと少しは情報として知ってはいたが、なかなか来られなかった。東京ではほとんど情報がないので、来て皆さんに会ってはじめて分かることも多い。多くの人たちに伝えたい」

韓国から来た若者は、「韓国も米軍基地に苦しめられている。沖縄の闘いは、世界の平和を願って闘っている人たちとつながっている。共に頑張りましょう」と、座り込む沖縄のたちを激励した。

 

 

 

 

 

ヤギさんもいる辺野古テント。この間は「まだ名前がない」ということだったが、なつ子ちゃんと命名されたとのこと。何か言いたげななっちゃん。↑ 誰かが落として行った段ボールの切れ端を「食べられるかな?」という顔をしてくわえるなつ子ちゃん。→

 正午前、二度目の搬入に向けての座り込み。歌や楽器も抵抗のツール。

 米軍も機動隊も工事業者も台風対策のため、今日は3回目の搬入がないことがわかり、私たちも座り込みテントの屋根の取り外しなど、できる限りの台風対策を手伝い、2時すぎ辺野古を後にした。

 

 

2019年9月5日リンクURL