47年目の「復帰の日」に ~ 今日(5月15日)の安和行動

 誰も「記念日」と呼ばない「沖縄祖国復帰の日」5月15日。それは県民が望んだかたちの「復帰」ではなかったからだ。県民が望んだのは「核も基地もない平和な島・沖縄」、47年たっても何も変わらない、どころか新たな基地建設(米軍・自衛隊)の強行で、軍事要塞化が進む基地の島沖縄。

 私たちは今日も相変わらず、早朝から辺野古へ、安和へ、高江へと抗議行動に向かう。

 今日も県内外から多くの人が安和集中行動に参加。

 北海道からやってきたこの若者は「ニュースを見て、たまらず一人でやってきた。こんなに美しい海を無理やり埋め立てるなんて、あってはならない。北海道も同じように自然を壊してお金に換える行為が行われている。自然と共存できない文明は滅びる。闘い続けている沖縄の人々に出会って涙が出る」と、声を震わせた。

 この方は、福岡から船で那覇港に着き、3日かけて辺野古まで歩いてやってきた。そして、今日は安和へ。「三日間歩くのは沖縄の人たちの長いたたかいに比べれば、何でもないこと。自分にできることで沖縄の人たちとつながりたい」と。

 前名護市長の稲嶺進さん。政治家を辞めたとたん、見向きもしなくなる人が多いなか、一市民になってもこうして辺野古や安和のたたかいの現場へやってくる。この方の平和への思いは、単なる選挙の票目当てでなかったことがわかる。

 琉歌「辺野古に基地を造って、それで沖縄を守れるのか (あの沖縄戦の)戦場の苦しみ、二度とごめんだ!」

 もうすぐ参議院選挙があるからね。基地反対の候補予定者は たから(高良)さんと言います。どうぞよろしく!(沖縄は、宝づくしだね)

 海上では、今日もカヌーチームが頑張って、土砂運搬船を1時間半以上引き留めた。

「頑張れ!辺野古ブルー!」頑張るカヌーチームに護岸から声援を送る!

海保に拘束,曳航されて海岸に戻ってきた辺野古ブルーのカヌー。

 今日も暑くて長い一日だったが、道端の花々に癒される。(ゆうなの花 ↑)

 安和への行き帰りの高速道路の沿道は、梅雨の花・いじゅが満開を迎えてさわやかな風を感じさせてくれた。

 

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