雨の中で130人余が座り込み(4月11日)の辺野古

午前中は小雨程度だった雨が、午後には土砂降りになる中、今日も最大130人がゲート前にすわりこんだ。

 

年度が改まったことで、機動隊の顔ぶれが大幅に変わり、強制排除(ごぼう抜き)の仕方も戸惑いがちの者や、張り切って力任せに向かってくる者、いろいろあって、全体的には隊長の指示待ちで、排除するのに結構時間がかかっていた。

 座り込みの人たちをトイレや駐車場に運ぶ送迎車を、パトカーが”駐車違反”と追い立てるような、みみっちい意地の悪い行為が、最近目立つようになっている。情けない!

しかし、私たちが対峙しているのは彼ら機動隊員ではない。ついつい気持ちが高ぶって、彼らに文句の一つも言いたくなるが、抵抗の相手はあくまで国・政府である。それでも違法なことや理不尽な扱いには、もちろんしっかり抗議する。

午前9時前の一回目の搬入は1時間半も続いた。2回目の搬入に備えて、雨を避け、テントの下で休息をとりながら、北上田さんや奥間さん土木の専門家から、工事の進捗状況を聞く。

「活断層やマヨネーズ状と言われる超軟弱地盤は、これまで予定していた工法では絶対に工事は進められず、辺野古新基地はいずれとん挫する」と北上田さん。

「とてつもない工事費と時間をかけ、大浦湾の環境を壊滅させても強行するというならできないこともないが、そこまでして辺野古に基地をつくる必要があるのか。国民は許すのか」と、問いかける。

連日国会前での安倍政権に対する抗議行動は、週末には1万人を超えると、東京から参加した人の報告があり、風前の灯の安倍政権に、私たちはかすかな希望の灯を見出す。

沖縄でも、13日(金)18:00から、県庁前の県民ひろばで、第3回目となる「安倍政権の退陣を求める沖縄ACTION」の集会が行われる。

 <国道を埋め尽くし、一般車両を渋滞に巻き込みながら基地に入る工事車両>

 

結局、この日も搬入は3回にわたり、これまで最高の370台余りのダンプやコンクリートミキサーが基地の中へ入った。

 

2018年4月12日リンクURL