ヘリ飛ばすな!沖縄の空は沖縄のもの~1月10日の辺野古

沖縄もこの冬一番の寒さに見舞われたこの日、私にとっては新年になって初辺野古である。

前日は、これまで最高となる283台ものダンプやミキサー車、工事機材を積んだ車両が入ったという。昨年暮れから米軍ヘリの事故が相次ぎ、ゲート前でも抗議の声に満ちた。

正月早々一週間に2度もヘリが民間地に不時着という事態に、さすがの機動隊も、少しは県民を守る立場に目覚めるかと思いきや逆だった。ますます弾圧的な態度が目立った。

福岡・日出生台で米軍演習に抵抗するメンバーが、平和のメッセージを携えてゲート前に。

「戦争レクイエム」

この絹布に描かれた作品は
ベンジャミン・ブリテンの音楽を
イメージしたものです

英国の作曲家ブリテンは徴兵を拒否し
戦後、かつての敵国同士だった
ソ連、ドイツ、英国のソリストを招き
このレクイエムを初演しました

描かれているのは108の戦戦没者の魂
108の煩悩 そして今の日本の 日の丸
この地に平和な日々が訪れますように
誰も殺すことなく殺されることなのない
時代が来ますように 

この芸術作品を撤去しろと、機動隊が「警告」。みんなで抗議すると10数名の機動隊がやってきて強制的に取り上げようとした。何が気に障るのか?

無駄な衝突を避けるため、市民らはこのバナーをゲート前に移動させた。

この日の機動隊は何かにいら立っているように見えた。今度はトイレ送迎車に「違法駐車、道交法違反」といちゃもんをつける。

続いて、帰宅する人たちを乗せた車(2台)を「ノロノロ運転だ」と強引に停車させ、免許証を取り上げようとした。これにも座り込みの人たちが強く抗議し、違反切符を切らせなかった。些細なことにあらゆる手段を講じて基地に抵抗する人たちを封じ込めようとしていることがありありだ。

辺野古の帰りに、宜野湾市石平の軍司令部前で行われた「ヘリ不時着の抗議集会」に参加。

「沖縄の空は沖縄のもの、米軍のものでも、日本政府のものでもない、ヘリ飛ばすな!海兵隊撤退!」と声を挙げた。

2018年1月11日リンクURL