排水管を伝って上階のベランダまで届くほどに伸びた我が家の雲南百薬。いま花が満開です。

 ドクダミは十薬と呼ばれ、10の病に効果があるとされていますが、雲南百薬は、その10倍、百の病に効くスーパー野菜、というより薬草です。

日本には中国から長寿の薬草として伝わり、オカワカメとも呼ばれています。
百薬というように、葉酸やミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅)、ビタミンAを多く含み、栄養価が高いことから、健康野菜として注目されています。
地下には球根、葉腋にはムカゴができます。球根もムカゴも茎も葉も食べることができます。

 

沖縄でよく食べられているツルムラサキの仲間で、食感も料理法もほぼ同じ。茎葉は加熱すると、ぬめりが出て、食感も色つやもワカメのようです。また、大きく育った球根は、スライスしたり、すりおろしたりすると、ととろのような感覚で食べられます。ツルムラサキのように癖がないので食べやすいです。生で良し、炒めて良し、湯がいてもOK、まさに万能野菜。

また、観葉植物としても育てやすく、花も愛らしいです。

沖縄では年中青々としています。寒さにやや弱く、寒冷地では地上部は枯れてしまうようですが、関東あたりまでは、盛り土やマルチングをして越冬させることができるそうです。西日本では野生化するほど繁茂しているくらい、丈夫な植物です。

2017年10月3日リンクURL