山城博治さんの第二回公判が今日午後1時から那覇地裁で開かれた。12時から行われた事前集会に保釈中で、関係者との接触が禁じられている山城博治さんが、思いがけずにも参加。集まった人々を喜ばせた。
「罪を犯しているのは国の方であり、法律を破っているのは安倍政権。あの全国から送られてきたブロックの積み上げは、県民の抵抗の心を表現する芸術だ。芸術家から見たら沖縄の人はなんと素晴らしいと言うはず。これが威力業務妨害というのなら、基地を受け入れない沖縄県民の存在自体が威力、暴力だと言い出しかねない」と、ヒロジ節を炸裂させ、高らかに「山原の歌」を歌った。
♪ いかなる弾圧が 度重なるとも われらが友情は 永遠に輝く 海や森空も澄めば わが心はやんばるの地に ♪
博治さんより先に保釈された稲葉さんも元気に挨拶。「拘留中の精神的苦痛は言葉に表現できない。とくに部屋から一歩も出られない休日の土、日や、休日が一週間も続く正月などは特につらかった。拘留中の差し入れや、窓の外に聞こえる激励の声かけに救われた」と感謝を述べた。
法廷に向かう前に島袋文子さんに駆け寄り、手を取り合って心を通わせる博治さん。
みんなが歌う博治さん作詞の「沖縄いまこそ立ち上がろ!」に送られカチャーシーを踊りながら法廷に向かった。
<検察大失態>
裁判終了後4時半から報告集会が開かれる予定だったが、検事側が証拠映像を取り違えるというミスがあり審理が中断、結局審理は続けることができなかった。法廷が早めに終わったため、4時半を待たず報告集会がもたれ、博治さん、稲葉さんがいつもゲート前で歌う歌をみんなで合唱するなど、大いに盛り上がったという。
次回第3回公判: 4月17日(月)午後1:30~ (事前集会は正午から行われる)