高江、辺野古で大弾圧続く~今日(11月29日の高江)

今日は、平和市民連絡会の乗用車で高江へ。8:00前、昇る朝日を浴びながら赤橋近くにさしかかったところで、早くも機動隊の交通規制にあう。

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それにしても、あまりにも物々しいので、降りて様子を確かめると、「逮捕者が出た」という。工事車両に抗議して、ガードレール沿いに立っていた5~6人の中から、一人だけを特定して、いきなり手錠をかけ、拘束したとのこと。

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「道端に、立っていただけなのになぜ逮捕されるのか?」「私たち数人も同じ場所にいた。なのにあの人だけなぜ逮捕されるのか?私も逮捕しなさい!」と、県警に抗議する市民。が、警察は何も答えず、ただ逃げ回っていた。

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私たちも足止めされ、ここで30分近く立ち往生した。何の根拠も示さず、住民の生活道路である県道が封鎖される。他ではありえないことが、辺野古や高江では日常茶飯事である。待ちきれずそこからUターンして帰る車も多かった。(1~2時間止められることも多いので)彼らの狙いはここにある。

30分ほどで封鎖が解かれ、新川ダムの駐車場でトイレ休憩を済ませ出ようとすると、今度はここから県道へ出さないと、再び道路封鎖にあう。

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車を止める根拠は何かと聞いても、「上からの指示に従っているだけで、自分たちはわからない」と、無責任なことをいう。 ほんとに、嫌がらせ以外の何物でもない。

ここでも15分足止めされ、やっと9時過ぎN1ゲートに到着した。

月曜日と水曜日の集中行動日の狭間で、座り込みの人数は50人ほど、たちまち機動隊に排除されてしまった。

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<砂利トラの前後を護衛、誘導する警察車両。中に偉そうな4人の警察官が乗っている

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目の前を、前後パトカーに守られてゲートの中に入っていく砂利トラを、ただ悔しい思いでにらみつけるしかなかった。

この騒動のさなか、「辺野古のゲート前テントに家宅捜索が入り、責任者二人が逮捕された」との情報。また、山城博治さんが議長を務める平和運動センターも捜索され、起訴され拘留が続いている山城さんに新たな罪状を付け再逮捕した。

この日の家宅捜索は、平和運動グループや個人宅を含む7か所にも及び、逮捕者は4人に。容疑は、一年前キャンプ・シュワブのゲー前にブロックを積み上げ、工事車両を止めた威力業務妨害の疑い。そんなことで家宅捜査など、通常はありえないこと。しかも一年近く前のことである。沖縄・辺野古、高江の平和運動を潰すための弾圧が目的のでっちあげ逮捕であることは明らかだ。映画やテレビドラマでしか見たことはないが、まるで戦前の特高そのものではないか。

p1040409口惜しさと、虚しさが胸をかきむしる。

帰途、辺野古のゲート前に寄り、名護署前での不当逮捕に抗議する集会に参加して、那覇に戻った。

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2016年11月29日リンクURL