マブニ・ピースプロジェクト沖縄2018~県立平和祈念資料館

沖縄の6月は「鎮魂と慰霊」の月。23日の慰霊の日に向けて、県内各地で様々なピース・アクション、イベントが開催されます。

昨日(4日)から、摩文仁の県立平和祈念資料会で開催されているアート・プロジェクト「マブニ・ピースプロジェクト沖縄2018」に行ってきました。

「平和と鎮魂」をメイン・テーマとするこのアート・プロジェクトは、戦後70年に当たる2015年に始まり、今回で4回目を迎えました。(入場無料)

<主宰者メッセージ>

 「1945年沖縄は日米両軍の戦場となり、多くの住民が戦闘に巻き込まれて尊い命を失いました。それから73年、私たちの世界はいままた深い闇に入ろうとしているのでしょうか。対話よりも力の行使をよしとするような、平和よりも戦争を求めるような気配を感じるとき、私たちは常に、この島々の持つ戦世の記憶に立ち返らずにはいられません。

 2018年の本プロジェクトでは、沖縄の平和を願う心、戦争を憎む心を、闇夜を照らす灯台として、アーティストたちがそれぞれの表現に取り組みました。

           会場風景

       いくさとゆがふう  作:高良憲義

  正名ー頭無人瞑想図面  作:朴 京勲

    いくさ(戦)払い 作:新垣安雄

      HA-NE project 2018 Mabuni     作:木村  仁

 作品は屋内外に30作品、今回は韓国済州島、台湾からの出展参加があり、イベントにより深みを与えている。(写真は実行員会の許可を得て掲載しています)

アート・プロジェクト「マブニ・ピースプロジェクト沖縄2018」はこの作品展の他、中・高校生の「平和」をテーマとした作品展、ギヤラリートークやパフォーマンス、「しまくとぅばで語る戦世」、シンポジウム「済州島・沖縄ー戦場の記憶とアート」など、23日まで多彩な企画が展開されている。

県立平和資料館がある摩文仁平和公園は、「平和の礎」を訪れる県外からの修学旅行生や、慰霊の日を前に平和学習の課外授業で県内の中学生など、たくさんの人が訪れていました。

2018年6月5日リンクURL