県民大会 余話~「ウチナーンチュ、 ウシェーティナイビランドー」

翁長沖縄県知事は、17日の県民大会で「ウチナーンチュ、 ウセーティナイビランドー」と、うちなーぐちで発言を締めくくり、
3万5千人がスタンディングオベーションで、知事のメッセージに応えた。

地元の新聞社は、大会当日の号外と翌日の朝刊で、知事の発言のうちなーぐちの部分を「沖縄の人を、ないがしろにしてはいけない」と、語釈をつけた。

18日 沖縄タイムス

18日 沖縄タイムス

その記事を読んで「?」と、すごい違和感を思えた。そう思ったのは私だけではなかったと思う。
なぜなら、「ウチナーンチュ、ウセーティナイビランドウ」とは
「沖縄の人をバカにしてはいけませんよ」という強烈な響きを持つ言葉だからだ。
語尾こそ丁寧語を使っているが、そこにまた、だれを相手に発した言葉であるかもあらわれている。

後日、沖縄タイムスはこんな記事を載せた。

20日 沖縄タイムス

20日 沖縄タイムス

推測するに、県はマスコミにたいして、事前に知事の発言内容をニュースリリースとして流したと思われる。そこにうちなーぐち部分の語釈がついていたのだろう。
知事は、県民にはうちなーぐち部分で十分に真意が伝わると信じて、ことばが向けられた相手の人間性までは否定しないという配慮をした。そして、沖縄のマスコミも知事の配慮を尊重した(デスクや整理部はずいぶん悩んだだろうなぁ)。と、私は理解した。

うちなぁんちゅ(沖縄人)はどこまで優しいんだろうか。

2015年5月24日リンクURL

沖縄の米軍基地に改善勧告~国連人権理事会

沖縄の声を無視するだけでなく、暴力的に国策を押し付けるだけの日本政府に見切りをつけ、沖縄は世界に向けて声を挙げる。

20日、翁長知事は日本記者クラブと日本外国特派員協会でそれぞれ会見し、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「海上での銃剣とブルドーザーの基地建設だ」と述べ、基地が強制接収されてきた沖縄の歴史と重ね合わせ、辺野古の新基地建設は「海の強制接収だ」と、国の不条理を内外のメディアに発信した。                                                                        日本記者クラブには238人、外国特派員協会には20カ国141人の報道陣が詰めかけ、関心の高さが示されたという。

また、国連への島ぐるみ会議による働きかけが功を奏し、中国、アルゼンチンなど6か国が沖縄の米軍基地に関し、人権侵害などを指摘、アメリカへ改善勧告したことが分かった。(20日 琉球新報)

国連 改善勧告

国連韓国 ②

<県民大会 会場カンパ 991万円>

17日に開かれた県民大会の実行委員会事務局は、会場で募集した寄付金の金額が991万1501円だったと発表した。1000万円近い金額に県民の熱い思いが表れている。寄付金は大会運営費に充てられる。

2015年5月21日リンクURL

オスプレイ墜落~普天間配備と同型機

18日午前6時40分ごろ、ハワイでMV22オスプレイが
着陸に失敗して墜落した。

乗員22名のうち、一人死亡、21人が病院に運ばれたという。
つまり乗っていた者全員が死亡あるいは怪我をしたということである。

オスプレイ墜落のニュースに、
2004年沖国大に落ちたヘリ墜落事故を思い起こして
背筋が冷たくなった。

オスプレイ墜落

 

 

横田基地へのオスプレイ配備や自衛隊への導入を発表したばかりの政府は
それでも「オスプレイは安全」言い張るばかり。
基地周辺に市街地が広がる横田や普天間で墜落したら
どうするつもりだろうか。
国民の命などなんとも思っていないのか?

辺野古の新基地が完成すると、オスプレイが100機配備される計画が明らかになっており、改めて辺野古新基地建設NOの声が強く大きくなっている。

2015年5月19日リンクURL