専門家「今度こそ頓挫の可能性高い!」 ~ 辺野古設計変更不承認

 玉城デニー知事の「辺野古設計変更不承認」に、国はあらゆる手段を用いて対抗してくることは、これまでのことを例に持ち出すまでもなく明らかである。しかし、「こんどこそ新基地建設は頓挫の可能性が高い」と、法律の専門家は語る。希望が見えてくる。

 <11月26日 琉球新報>

 国はこれまで、仲井間元知事が行った埋め立て承認を根拠に、翁長前知事が「承認取り消し」を行っても、屁理屈を重ねて違法工事を強行し続けてきた。今回は、軟弱地盤の発覚により余儀なくされた設計変更に対する不承認だから、これまでの屁理屈は通用しない。設計変更に伴う工事はできないのだ。

 一方で、これにより今後の名護市長選、秋の県知事選挙が、ますます重要になってくる。設計変更の承認は県知事の裁量行為であるから、今回の「不承認」で、例え工事が止まっても、その知事を選挙によって変えられたら、元の木阿弥となるからだ。決して負けられない選挙となる。

 来年は、第三の琉球処分と言われた本土復帰50年の節目の年、沖縄にとって、これからの50年(つまり未来)に向けて、いろいろな意味で大転換の年となるであろう。

 

2021年11月27日リンクURL

北部訓練場返還地に米軍廃棄物 ~ 宮城秋乃さん改めて告発

 世界自然遺産に登録されたやんばるの森の中に、いまだに米軍廃棄物が廃棄されたままになっていることを告発し続けている宮城秋乃さんが、去る31日、改めて米軍が演習後に遺棄した空砲580発を見つけ、「貴重な動植物に影響を与える」として告発した。

 

 

<11月3日 琉球新報>

 宮城秋乃さんは、米軍北部訓練場メインゲートのイエローラインの内側に、米軍廃棄物を並べ、米軍に引き取るよう求め抗議した行為が、威力業務妨害に問われ、去る4月7日に家宅捜査を受けた。その後送検され、今月初めから検察での取り調べが行われている。それでもなお、米軍廃棄物の調査をやめることなく、告発し続けている。

 

 

2021年11月5日リンクURL