先日(16日)は、友人のお父様のカジマヤーのお祝いに招かれ、長寿をあやかって(福のおすそ分けをいただいて)参りました。
沖縄では、干支で長寿を祝うのが習わしです。61歳、73歳、85歳、97歳など。88歳は干支ではありませんがもちろん米寿も祝います。(年齢はいずれも数え年)
米寿は旧暦の8月8日に、97歳は旧暦の9月7日に、それ以外は、旧正月明けの初めての「その年の干支の日」に祝うのが本来の形ですが、近年はみんなが集まりやすいように土・日や休日に行われることが多くなりました。
お招きいただいたのは、いつも辺野古の座り込みで顔を合わせ、親しくなった方のお父様の97歳のお祝い。 <ご本人です>
カジマヤーとは風車のこと。97歳のお祝いをカジマヤーと称するのは、97歳ともなれば、たいていの方は子どもにかえり、風車を手にして遊ぶようになる、ということから来ています。
沖縄の祝いの席は、舞台で親戚縁者が演じる数々の出し物が盛大で、さながら演芸大会のようになるのが普通です。
この他、琉球舞踊、知念良吉さんの歌(聞きほれて写真を写すのを忘れてしまいました)など、今席は辺野古繋がりとあって、辺野古総合大学芸能部総出演という感じでした。これだけの舞台は入場料一万円でもなかなか見られるものではありません。
献杯の儀で、直接長寿をあやかるのは、辺野古座り込みのリーダーの一人、高里鈴代さん。
そして、山城博治さんも高江の抗議行動から駆け付けました。
今どきはプラスチック製のカジマヤーが主流ですが、昔の子どもたちは、アダンの葉っぱでカジマヤーを手作りして遊んだものです。
どちらも用意されていたのはさすが!でした。