月桃の花咲く頃 ①

 

 今年も、月桃の花咲く季節になりました。

 

 

 月桃という名前が、まず何とも言えず好きです。
『げっとう』と読みますが、沖縄ではサンニンと呼ばれ
人々の暮らしの中で、とても愛用され、活用されている植物です。

 

その芳醇な香りに強い防虫効果があるため
葉は、餅など食物を包んだり、畳み下に敷いたり、紙の材料になったり、
生でも乾燥でも、美味しいハーブティーにもなります。

 

 

エッセンシャルオイルは、

薬効性の高い化粧品の原料として大人気、
茎は繊維や畑の肥料にと、
捨てるところはないと言ってもいいほどの

優れものなのです。

 

 

 

 

 

 

子どもの頃、月桃の花の房で、ホオズキを作り、

よく鳴らして遊んだものです。

  

 

朝露が…

 

  朝露が 月桃のつぼみのうえで

まるで真珠のように光っていました。

 

  スーチーさんの

髪飾りにプレゼントしてあげたいような

清らな花・月桃です。

 

2012年4月30日リンクURL

さくらんぼ!

 日本列島のあちこちから、やっと、ちらほらと

桜のたよりが聞かれるようになりましたが

南国おきなわは、はやサクランボの季節となりました。

  

「本物氣功所 ゆい」の近くの公園では

ウグイスがサクランボを求めて

鳴き渡る姿が見られます。

  

木漏れ日の穏やかな太陽を浴びていると

ぬくぬくとして

向き合うべき

世の中の喧噪を忘れてしまいそうで、怖くなる。

  

寒緋さくらのさくらんぼ

 

寒緋桜の実は小さくて

ちょっと苦みがあるので

食用には向きませんが

それでも、昔はジュースにしたり

ジャムにしたりしたそうです。

いまの私たちは

少し贅沢で、わがままになってしまったようです。

2012年3月26日リンクURL

桜咲く~旧正月

 大寒の東京に積雪のニュースが流れる中、
旧正月を迎えた沖縄は、
南の八重山からは田植え、北のやんばるからは、の便り(三分咲き)が届きます。

寒緋桜

  

 

 昨日は旧歴のお正月の元日。
私が子どもの頃(昭和20年代)まで、沖縄では旧正月が一般的でした。

 

 しかし、日本復帰のあとの時代の流れと

丁度この季節は、

沖縄の基幹産業であるサトウキビの収穫期と重なり、
農繁期に当たるため、

次第に新暦のお正月へと移行して行きました。

 

 

いま、わずかに漁業の盛んな地域で旧正月の風景が残っています。

漁業の町で知られる「糸満漁港」の大漁旗

 

新聞記事は 

「漁港に停泊する漁船には

色とりどりの大漁旗が掲げられ、

 

海の神をまつる白銀堂では、

地元の女性らが家内安全や

一家の健康などを祈った」と、地域の話題を伝えています。

2012年1月24日リンクURL