キバナタマスダレ満開

とは言っても、これは2週間ほど前の写真です。

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場所は、先日ギネス級の那覇大綱挽が行われた久茂地交差点のわきにある植栽(アカギ)の根元を埋め尽くすように咲いていました。

まだまだ暑い沖縄ですが、自然界は敏感に季節を感じ取り私たちに秋の到来を教えてくれます。

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最近よく見かけるので、名前を調べてみました。学名は「ステンベルギア ルテア」、一般的にはキバナノタマスダレと呼ばれているようです。鮮黄色のスマートな花容は澄んだ秋空によく映えます。

あまり手がかからず、植えっぱなしでも、毎年花をつけ、群がって咲いているのは壮観です。名前の通り、タマスダレに似た純黄色のすっきりした花色で、鉢植えでも花壇に植えてもよく育つので人気があります。

種が風に乗って飛ぶのか、道端でも群生しているのをよく見かけます。

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黄色だけではなく、赤や白もあります。DVC00003.JPG

2016年10月12日リンクURL

仏桑華のある風景~渡嘉敷島

いつでも花いっぱいのイメージがある亜熱帯の島・沖縄ですが
直射日光の厳しさで、真夏に咲く花も限られてきます。
そんな中で、暑さにも負けず元気よく咲いてくれる花の代表が、ハイビスカス(仏桑華の園芸種)です。

色とりどり、大小さまざまなハイビスカスは確かにあでやかで人目を惹きますが
私は、アカバナー(赤いは花の意)と呼ばれる沖縄在来種の仏桑華の、どこか懐かしさを感じさせる風情に、心惹かれす。

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旧盆で里帰りした渡嘉敷島で見つけた仏桑華のある風景
サンゴ礁で積まれた石垣の上に、生垣として植えられたものですが、
これほどの群生は、もうあまり見ることができなくなりました。

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小ぶりで、少しうつむき加減に咲くところが
ちょっとシャイな島人を連想させ、いかにも島小(沖縄産)という感じがいいのです。

子どもの頃は、仏桑華の葉やつぼみを石でつついて粘りを出し、シャンプー代わりにしたものです。汚れがよく落ち、髪に艶が出てサラサラになります。たぶんこれをずっと使い続けていたら、白髪予防にもなったのではないでしょうか。

せっかく自然素材の素晴らしいものが身近にあるのに、便利さに負けてわざわざお金を出して、身体に悪い化学薬品を使うなんて、自分も含め、人間はなんて愚かなんでしょうね。改めて反省!です。

 

2016年9月7日リンクURL

月桃の実 色づく

庭の月桃の実が色づき、きれいです。

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月桃は、花も実も葉も茎も、沖縄に多い有用植物の中でも、ダントツにすぐれもの。
葉は防腐・防虫剤に、花や実は香水に、茎は丈夫な繊維が取れます。
いつも「あんたはエライ!」と褒めたたえています。

その強い香りに薬効があり、特徴的で、好き嫌いがわかれますが、
おきなわの人には大方好まれています。

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月桃(げっとう)という名前が、またすごく いい!

因みに、これが花(ご存知ない方のために)です。5~6月頃に咲きます。

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2016年8月22日リンクURL