命どぅ宝・戦争反対! ウクライナ市民と共に ~ 3月9日の辺野古

  昨日(3月9日)は、いつもの朝7:00那覇発の貸し切りバスで辺野古に向かった。

 早朝は最低気温で14度、夜が明けるに伴い18度、20度と気温が上がって行く。辺野古に着く8時過ぎには陽が昇り、薄手のジャケットが脱ぎたくなるほど温かくなっていた。

 

 一回目の搬入の9:00に備えて30~20分前から40人ほどが座り込む。話題はウクライナ侵略戦争のこと。日本政府は、自衛隊保有の防弾チョッキを、ウクライナの軍隊に(市民にではない)提供するという。この機に乗じて「武器輸出の突破口に」との思惑が見え見えだが、ウクライナのためにということばに騙される日本国民。第二次世界大戦に巻き込まれていった過ちを、また繰り返そうとしている。

 辺野古のゲート前の国道は、辺野古基地の弾薬庫からキャンプ・ハンセンの演習場に火薬類を運ぶ軍事車両が爆走する道路でもある。

 ニッポン列島の南の海の端っこで、戦争につながる新基地の建設に必死で抵抗する沖縄県民の姿は、なかなか全国には伝わらない。

 

 急いでトイレ休憩を済ませ、休む間もなく、今度は11:00の工事車両を止めるため、20分歩いて第三ゲートで座り込む。

 先週と同じようにダンプがやってくる前に、防衛局員の乗った車が、ゲートに突っ込んできた。一度は座り込んでいた抗議の市民らに追い返された。

 

 私たちと同じく、工事用ゲートからやってきた機動隊に座り込んでいた市民らは排除され、防衛局の車に先導されて、2台のダンプが第三ゲートの中に消えていった。

 ここでも、三台の監視カメラが、市民の行動を撮影している。カメラは官邸に繋がり、逐一報告されているとのことである。

 破壊されているのは海だけではない。森も壊される。それによってさらに海が壊される。 

 樹木の伐採により、第三ゲートからは、塩川や安和桟橋から運んできた赤土・土砂を溜め置き、陸揚げする運搬船や台船が丸見えだ。間を巡回する海上保安庁のボートが走り回る。

 ここでは、本来なら国民の命と財産を守るために存在するはずの警察や海上保安官が、国家権力に加担して国民を圧殺する構図が、裸で見ることが出来る。

 また、工事用ゲートに戻り、12:00の搬入に備えて、2度目の座り込み。30数人が座り込んだ。連日一日三回これが繰り返される。

   9:00 工事用ゲート、 11:00  第三ゲート、

 12:00  工事用ゲート、 14:00  第三ゲート

 15:00 工事用ゲート その間に食事とトイレへの行き帰りを含めると、ほとんど身体を休める時間が無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年3月10日リンクURL

3月のブルーアクション ~ 辺野古新基地工事強行とロシアのウクライナ侵略に抗議!

 本来なら毎月の第一土曜日は辺野古県民大行動・ブルーアクションが行われる日だが、コロナ禍でまたしても休止となった。過密を避けるため各市町村の島ぐるみ会議が、それぞれの地域でブルーアクションを行うことに。

 那覇地区は、今日(5日)午後3時から県庁前の県民広場で、那覇島ぐるみの会や平和市民連絡会、統一連などが、辺野古新基地建設とロシアのウクライナ侵略に抗議するブルーアクションを展開した。

 

 ロシアは昨日、あろうことかウクライナの原発施設を攻撃した(その後占拠)。核兵器を使う選択肢も排しないと発言していたプーチン大統領だが、原発への攻撃は核攻撃の一つであると言っても過言ではない。

 しかも、あのチェルノブイリ原発事故の大惨劇を一番よく知っているはずのソ連・ロシアが、原発に攻撃を加えるとは非道というしかない。許されることではない。国際社会に対する脅しであり、同時に有事になれば「原発」が攻撃対象になり、核兵器と同じ効力を持つことを証明したに他ならない。

 しかも、これをチャンスとばかり、米国や日本が軍事力強化を打ち出している。日本政府は、自衛隊が装備している防弾チョッキやヘルメットなどを提供する、などと言い出しているが、禁止されている武器輸出の突破口にとの思惑が見え見えである。ロシアのウクライナ侵略を、武力強化や敵地攻撃能力の保持、南西諸島へのミサイル基地建設の口実にさせてはならない。それこそ第三次世界大戦の始まりとなる。

 

 

 

2022年3月5日リンクURL