8月30日の辺野古~ 未来に残そう青い海

8月30日、午前6時、平和市民連絡会のバスで那覇を出発。水曜日は集中行動日で南部と北部の市町村の「島ぐるみ」の当番。そして、ゲート前は「平和市民」の女性が指揮を担当する日である。

作業ゲート前での座り込みは8:20頃から集会を開始。何時ものとおり各島ぐるみ会議の取り組み状況の報告・決意など、それぞれのお国なまりを生かした楽しい報告に拍手が起こっていた。

県外、海外からの参加者も。高知県から参加した若者4人は、沖縄出身の一人の女子学生から沖縄・辺野古の話を聞き、夏休みを利用して一緒に辺野古へやってきたという。「一人の力はすごいね」との声が聴かれた。

この日は曇りがちで、比較的風もあって暑さも凌ぎやすいかなと思ったら雨が降り出し、作業車両の動きもないとのことで集会をテントに移した。

               <ゲート前のシンボル・文子おばぁと交流する若者たち>

韓国から来たメンバーは、韓国の米軍基地に反対する活動している韓国沖縄連帯の若者たち。「沖縄にも韓国にも米軍基地はいらない!と叫びに来た。米軍は自分の国に帰れ!」と、いま韓国の基地反対運動の人たちの間ではやっているという歌と踊りを披露してくれた。

 <「傘もどうせさすなら楽しくかつ実用的に!と工夫を凝らして」と、糸満島ぐるみの女性メンバー>

 神奈川県からは、昨年全国各地から高江へ派遣された機動隊の派遣費を巡って「住民監査請求」の裁判を闘っている男性。情報公開で資料の開示を求めたら全面黒塗りで公開されたとのこと。一行の情報公開もない。ノリ弁と揶揄される日本の情報公開の実情だが、これはもはやのり弁でもない(ご飯部分がないから)、ノリそのものだ!と。

11時前、トラックの動きがあるとの情報が入り、急いで昼食を済まして工事用ゲート前で土砂降りの雨の中座り込みを再開。

 天気予報では晴れの情報だったので雨具の用意がない人たちもいて、それでもめげずに座り込んだが、1:45頃から機動隊が導入され「ゴボウ抜き」が始まった。

機動隊がやって来ても、毅然と座り続ける市民たち。全員が「ごぼう抜き」されるのに一時間近くねばり、「檻」に囲われてもなお「違法工事に加担するな!」と声をあげ続ける。

 一回目はダンプカーなどが67台車列をなしてゲートの中に入って行った。この間ゲート前の県道は大渋滞、工事車両優先の県警の在り方に抗議しても、逆に反対運動する側に責任を擦り付けるような状況である。 第2回目の搬入は午後4過ぎてから始まり、この日は合計で133台の工事車両が入った。


平和市民連絡会のバスはその後帰りに名護署により逮捕勾留されている仲間への激励行動を午後5時過ぎから行いその後帰路に就いた。朝6時に出発して、那覇に戻ったのが夕方7時前、さすがに13時間の行動には疲れを隠せない。エネルギーを出し切った、とういう感じの一日だった。

2017年9月1日リンクURL

パラソルの花が咲く~今日(8月26日)の辺野古

1147日目の辺野古ゲート前にパラソルの花が咲いた。

どうしたら炎天下で暑さを凌げるか、あれこれと知恵を絞った結果である。けっこう涼しかった。

今日土曜日は議員集中行動日。名護市議会の大城敬人議員が稲嶺市長の三選出馬表明を報告。赤嶺衆院議員が国会報告。伊波洋一・糸数慶子両参議院議員は訪米報告をそれぞれ行った。

 あまりに熱いので、10時過ぎにはメインゲート前のテント下に移動して集会を継続。これまで午前中に人が集中して、午後に少なくなる傾向があったため、各島ぐるみのバスが時間差で到着するよう調整、午後もかなりの人が座り込んだ。トラックの移動が始まったとの報告で、再び工事用ゲートに集まったが、2時前に機動隊の強制排除にあい、重機やコンクリートブロックを積んだトラック十数台が基地の中へ。

それでも座り込みの人数が多かったので、排除されても次々と座り込み1時間近く粘ってトラックの侵入を遅らせた。

                  ↑ 抗議行動で、1時間近く立ち往生する工事トラック↓

「仕事は終わりました!」と言わんばかりに帰っていく警察車両に、皮肉を込めてバイバ~イ!とみんなでお見送り。厳しい中でもユーモアを忘れない市民たち。

  

今日も差し入れがいっぱい。バナナ、グアバ、レンブ、どれも暑さを癒す南国の果物たち。

2017年8月26日リンクURL

辺野古基地工事中止を求めるジュゴン訴訟~米連邦地裁へ差し戻し

沖縄では古くからジュゴンのことを「ザン」と呼び、神の使いとされてきた。
ジュゴンは国の特別天然記念物であり、日本では沖縄がジュゴン生息地の北限である。辺野古などでこれまで3頭が確認されている。

そのジュゴンの餌場である辺野古大浦湾を埋め立てて新しいい基地を建設をするのは、ジュゴンの生息に著しい影響を与えるとして、日本やアメリカ両国の環境保護団体がアメリカの法律にのっとって米国防総省を相手に辺野古新基地建設の中止を訴えていた裁判で、「政治的問題を含む」として原告の訴えを門前払いしていた地裁の判決を不服として、原告側が上訴していた。

<23日付 琉球新報 ↑ ↓>

2017年8月23日リンクURL