夢は必ず叶う! 基地のない平和な沖縄を ~ 今日(12月13日)の辺野古

 このところ、日中は夏日の陽気が続く沖縄。

 来る20日の代執行裁判の判決を前に、危機感が漂う中、各地で様々な取り組みがなされている。あの集会にも行きたい、この抗議行動へも参加したいと、一つしかないからだが恨めしい。3つ欲しい!と叫びたい思いだ。

今日水曜日は、いつものように辺野古へ。

 

 

 

 

 

 

 

 どういうわけか工事ゲートから入って行くのは空ダンプがほとんど。「辺野古側の埋立てはもう終わっているのに、まだ作業が続いているのように見せるためのパフォーマンスだ」とも疑われている。

 基地のない平和な沖縄を夢みよう!


 今日も戦闘車両が行き交うメインゲート前。その軍車両に不信。車両のナンバープレートが前後とも手書きの上に、セロテープのようなもので張り付けてある。「このような車両が県道を走っていいのか?」。軍警に質すと、「防衛局の許可をとってある」とのこと。防衛局に道交法上の権限があるのか?と新たな疑問。

どんな違法もまかり通る「沖縄」。ここはどこだ?

 一回目の座り込みが終わった後の休憩時間に、去る10月20日から24日、南京・沖縄を結ぶ会が行った「南京平和友好訪問団」に参加したメンバーから、報告が行われた。

 犠牲者20万人とも30万人ともいわれる、日本軍が起こした南京大虐殺。その残虐性は聞くだけで胸がつぶれそうだ。日本国はいまだその事実を認めないが、数々の証言、遺跡がその実態を突き付ける。

 沖縄戦の日本軍は、南京から移動した兵士で結成された軍隊。集団自決(虐殺)、「慰安婦」、強制連行等々、史上最も醜い戦争と言われる沖縄戦の惨状も延長線上にある。アジアの国々に対する、日本の加害性(沖縄も含む)に向き合うことが問われ続けている。

 

 

2023年12月13日リンクURL

海勢頭豊「喜瀬武原」コンサート ~ 沖縄反基地闘争の原点を歌う

 10日(日)は、海勢頭豊さんの「喜瀬武原コンサート」を堪能した。

 喜瀬武原闘争は、復帰直後の1973年から77年、米軍が、集落唯一の生活道路・県道104号線を封鎖、恩納村の聖なる山を着弾地にして実弾演習を行っていることに、喜瀬武原区民が立ち上がり演習の中止を求め、抗議行動展開、住民の闘いに呼応して、全軍労など県内労働組合の青年部が実行部隊を組み、着弾地の山に立て籠もって実弾演習を阻止した闘いである。

 日本政府は姑息にも、米軍を守るためだけにつくられた法律・特措法(~日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法)を発動させ、青年らを拘束・逮捕した。その裁判闘争の中で生まれたのが海勢頭豊さんの名曲「喜瀬武原」である。

 コンサートは、

 第一部、記録映像で、喜瀬武原闘争の生々しい実像を観たあと、

 第二部のトークセッション「キセンバル闘争を語る」では

 

逮捕され裁判にかけられた糸数隆氏と中村善幸氏、共に裁判を闘った弁護士の池宮城紀夫氏、地域住民で後の金武町長・吉田勝廣氏が当時の体験を語った。

  

 

 

 

 第三部で海勢頭さんは10曲を熱唱。「昨年は病に倒れたが幸い健康をとりもどし、今年81歳を迎えることが出来た。これらの歌に込められた思いを、さらに後世に伝えていきたい」と衰えぬ絶対平和主義への熱い心を語った。

 最後に聴衆も舞台に上がりスクラムを組み、会場が一体となって「喜瀬武原」を歌った。

 

「喜瀬武原」作詞・作曲 海勢頭豊

1.喜瀬武原 陽は落ちて 月がのぼる頃
  君はどこにいるのか 姿も見せず
  風が泣いている 山が泣いている
  皆が泣いている 母が泣いている

2.喜瀬武原 水清き 花の故郷に
  嵐がやってくる 夜明けにやってくる
  風が呼んでいる 山が呼んでいる
  皆が呼んでいる 母が呼んでいる
  
  *闘い疲れて ふるさとの山に
   君はどこにいるのか 姿も見せず

3.喜瀬武原 空高く のろしよ燃え上れ
  平和の祈り込めて のろしよ燃え上れ
  歌が聞こえるよ はるかな喜瀬武原
  皆の歌声は はるかな喜瀬武原

 *闘い疲れて 家路を辿るりゃ
  友の歌声が 心に残る

 

2023年12月12日リンクURL

それぞれの抵抗 ~今日(12月6日)の辺野古

 初日の出のような今日の朝日。暑くなりそうな気配。そういえば最高気温25度の予報だったし。暑くなったり寒くなったりで、巷には風邪ひきさんがあふれている。どちら様も、くれぐれも(暮れだけに)ご用心!


 8時過ぎ辺野古へ到着すると、メインゲート前で、仏教徒の方々が、団扇太鼓を叩きながら祈っていた。私たちが休息しているときも、お昼を食べているときも、13:30に帰るそのときも、平和への祈りは、まだ続いていた。5時間以上だ。頭が下がる。

 

9時20分前、ゲート前に座り込み。今日も、辺野古の一日がスタート。



 全国で沖縄の状況を音楽で訴えてきたプロのミュージシャン・川口真由美さんが4年ぶりに辺野古へ。情熱あふれる歌声がゲート前に響いた。

 正午まえ、今日二度目の座り込み。雨がちらつき、肌寒くなってきた。

 そのときキャンプ・シュワブ上空を二機のオスプレイが旋回飛行しているのが見えた。11月29日に屋久島沖で墜落し乗員8人全員が死亡、「原因がわかるまで飛行を停止しろ!」との県民の強い要求を無視して、事故翌日から沖縄中を飛び回っている欠陥機オスプレイである。。

 それぞれのゲート前、それぞれの抵抗の仕方がある。

 今日は、三回目の搬入が無く、昼食後解散となった。雨が本格的に降り出す前に帰ることが出来て良かったと安堵する。

 メインゲート前では仏教徒の祈りが、まだ続いていた。

 

 

 

2023年12月6日リンクURL