世界に広がる「辺野古」への共感

昨日は「戦争法案」の廃案を求めて、15.000人が国会を取り巻いたというニュース。しかし、事あるごとに10万人集会を何度も行ってきた沖縄から見れば
「やっとここまでこぎつけたか!」という感じである。

沖縄での10万人集会は、近隣の県からも参加が容易な東京・首都圏なら100万人~150万人集会に相当する。

「戦争法案」の正体・その行きつく先が、沖縄からはよく見える。
法整備に先行して実態として表れているのが、普天間移設に名を借りた辺野古への新基地建設であり、オスプレイ配備、八重山や宮古島への自衛隊配備など、アメリカの尻にくっ付いて戦争ができる国になるために、今強引に進められている、更なる沖縄の軍事要塞化に他ならない。

こうした日本の軍事化への傾倒は、かつて軍国日本の侵略を受けたことのある近隣諸国にとって脅威でないはずがない。

辺野古で命がけの抵抗を続ける沖縄に、海外から多くのメディアや支援の人々がやってくるのは、「日本の軍事化を止める最後の砦」と感じていることもあるのではないだろうか。

 

29日 琉球新報から

29日 琉球新報から

 

29日 琉球新報から

29日 琉球新報から

 

2015年7月29日リンクURL

今日(7月24日)の辺野古 ② ~相次ぐ海外メディア

24日のゲート前は、同日11時から海上保安庁への抗議の庁舎包囲が予定されていたことや、台風接近のため、いつもと比べて座り込みの人数は少なく、ピーク時でも100名程度だった。

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「美保の松原」の静岡県からの参加者

「三保の松原」の静岡県からの参加者

 

 

 

 

 

 

そんな中、海外メディアが二組もゲート前の取材に訪れた。
一つは香港のテレビ局。

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海外メデァ二組とあって沖縄タイムスが香港のテレビ局に逆取材。
通訳が、県民目線の地元新聞社の一つ「沖縄タイムス」と紹介したら
「知ってますよ。政府に同調しないから潰せ」と言われた新聞社でしょう!
うちの局も、民主化運動で本当のことを言うので、潰せ!と香港当局から言われる」とのこと。(どこも権力のすることは同じなんだ)。

取材しての感想を!とマイクを向けられたディレクターは、「沖縄辺野古の運動は浜のテントで18年、ゲート前で一年余り続いていることに驚いている。香港の民主化運動も学生などを中心に大きく盛り上がったが、毎日続けることは難しい。辺野古が続けられることの原動力は何か、この取材で見つけ、香港の人たちに伝えたい。皆さん頑張ってください」と、沖縄にエールを送った。

二つ目は、かの有名な米国の大手新聞 シカゴ・トリビューン。座り込みに参加している人たち数人から熱心に話を聞いていた。

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この新聞を所有するトリビューン・コーポレーションの傘下には、ロスアンゼルスタイムスボルティモアサンなど10の新聞があり、また約20局の地方テレビ局を抱える。共和党寄りと言われるこの米国の巨大メディアネットワークが、沖縄・辺野古のことをどう伝えるのか。気になるところではある。

今日の差し入れは、沖縄特産のマンゴだった!!!!

ちょっと見栄えは悪いけど、味は最高!

ちょっと見栄えは悪いけど、味は最高!

2015年7月26日リンクURL

今日(7月24日)の辺野古~台風にもマケズ

毎週金曜日は、女性が行動の指揮を執る担当(女性デー)」。朝6時朝日を浴びながら泊まり込み組、早朝組が集まってくる。

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工事車両専用ゲートで、いつものように座り込み、機動隊との攻防30分あまり。

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市民の抵抗の様子を、県警が威圧的に撮影。

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撮影に抗議して、市民ののぼり旗でカメラを喘ぎる。

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30分近い攻防の末、抗議市民は、ひとりひとりごぼう抜きにされて、装甲車と鉄柵で囲まれた檻のなかに囲い込まれ、結局20数台の工事車両が基地のなかへ消えて行った。

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不屈の座り込みも1年が過ぎた。

台風接近に備え、この日は午前中で抗議行動を切り上げ、テントの片付けをみんなで行うことに。

台風がやってくるたびに、テントをたたみ、また組み立てる作業はかなり労力、時間がかかり、とても大変。けど、やるしかない。

台風はいいこともある。二週間前の11号台風のおかげて海上作業はストップしたまま、再開しないうちにまた台風がやってきたので、これからしばらく海上は作業ができない状況が続く。

 

 

 

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ブルーシートがはがされ骨組みだけになってしまった座り込みテント。

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家2軒分の引っ越しに相当するほど膨大な荷物が収められた泊まり込みテントの片づけは、夕方5時くらいまで続いた。

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「座り込みテントは違法だ」と撤去を警告する国道事務所の看板も仲良くお片付け。

テントの横の花壇ではみんなが植えた松葉ボタンの花が元気よく咲いていた。

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2015年7月25日リンクURL