メイフラワー(五月の花)~沖縄では2~3月に咲きます

           <白壁に映えて~3月14日 那覇市内で>

その名の通り原産地では5月頃に咲く花なんでしょうね。沖縄では地域によってですが、1月末ごろから咲き始め、2月、3月に一番多く見かけます。

ウェディングドレスのベールののような繊細で優しい色が、見る人の気持ちも優しくしてくれます。

ヨーロッパ中部、イギリス、北アフリカから中央アジアに分布しているバラ科の植物で、北半球には800から1000種もあるそうです。和名はサンザシ。暑さに強い品種から、寒さに強い品種まで種類が豊富で、挿し木でも簡単に増やせ育てやすくので園芸初心者に人気があるようです。

小説「赤毛のアン」の主人公・アンが大好きな花で、「メイフラワーのない国に住んでいる人はかわいそう」と言っています。

花言葉は「ただ一つの恋」「君だけを愛す」「希望」など。メイフラワーと言うと、イギリスの清教徒が信仰の自由を求めアメリカに渡った時に乗っていた船「メイフラワー号」を思い浮かべます。船尾にはサンザシのが描かれていたようです。きっとサンザシの言葉「希望」を乗せた船出だったということでしょうね。

また、イエス・キリスト処刑の時のイバラの冠は西洋サンザシ、つまりメイフラワーの小枝だったともいわれています。

沖縄はでは春を告げる花とされています。

2018年3月19日リンクURL

またもや地位協定の壁~米軍 勝手な言い分

一昨年4月に起きた米軍属による女性強かん殺人事件の遺族への補償を、米軍が拒んでいるという報道。日米安保の地位協定は、米軍人・軍属が事件事故を起こし、被害者への補償が生じた場合、被告に支払い能力がないときは、米軍が肩代わりして支払うことを取り決めている。今回直接的な雇用関係にはないとして、米軍は支払いを拒否しているとのこと。

裁判のときは軍属であることを盾に地位協定で守ることを要求し、裁判で確定した損害賠償の段階になると、直接雇用ではないから地位協定に縛られないなどと、そんな勝手な言い分は通らない。

2018年3月18日リンクURL

沖縄平和運動弾圧裁判~山城博治さんらに執行猶予つき有罪判決

弁護団が「沖縄平和運動弾圧裁判」と名づけた辺野古や高江で抗議中に逮捕され裁判にかけられた山城博治さん、稲葉博さん、添田充啓さんの裁判、14日那覇地裁で判決が出された。

     <判決を前に、裁判所前で開かれた事前集会には500人余が集まった>

柴田寿宏裁判長は 山城博治議長に対しては「米軍反対運動の中で行われたが、犯罪行為で正当化できない」として懲役2年、執行猶予3年。

稲葉博さんには、山城議長と共謀し、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前にブロックを積み資材搬入を妨害したとして、懲役8月、執行猶予2年。

北部訓練場へのヘリコプター発着場建設の抗議活動を巡って起訴された添田充啓さんは懲役1年6月と執行猶予5年、一部無罪だった。

          <左から、山城さん、稲葉さん、添田さん>

山城さんと稲葉さんは「抗議活動の背景を見ず、行為のみに着眼して論じている。形式的な不当判決だ」と批判し、判決を不服として即日控訴した。

判決直後の集会と夕方から行われた報告集会で山城さんは、これまで支えてきた多くの県民に感謝を述べるとともに「問われるべきは私たちではなく、政府である。あなた方に罪はないのか!」と、改めて国家権力の理不尽で暴力的な弾圧を批判、「現場に立てない中で、辺野古の状況を伝える毎日の報道に胸を痛めている。闘いはまだまだ続くが、沖縄の宮古、石垣、与那国をはじめ奄美、種子島まで南西諸島にミサイル基地を建設し軍事要塞にして、戦争の防波堤にしようという戦争政策がここに表れている。いずれ全国に広がる。この国の危うい未来を、全国に訴える機会でもある」と、裁判を前向きにとらえた。

弁護団を代表して三宅弁護士は「判決の結果で一喜一憂しない。勝っても負けても私たちの勝利である。勝ったら私たちの正義が認められたことであり、負けたらそれは、このような不当な政治弾圧をしてまで強硬にしなければ進められないのが辺野古の新基地建設工事である、ということを証明していることになるからだ。三人は国家権力にはめられた。これら政治弾圧は、沖縄の平和運動を委縮させることが目的だ。しかし、辺野古での抗議行動は、委縮するどころか、いまも毎日続けられている。このような威嚇に負けるような沖縄県民は一人もいない」と裁判の意義を語った。

 午後6時から自治会館に会場を移して改めて「地裁判決報告集会」が行われ、500人超が参加、さらなる闘いへの決意を確認し合った。

全国から120人の仲間と共に判決を見守った平和フォーラムの藤井康成共同代表は「これは戦後最大の政治弾圧である。日本の民主主義はどこへ行ってしまったのか。森友文書改ざん問題で安倍政権の屋台骨が揺らいでいる。いまここで安倍政権を倒さなければ、永遠にこんな機会はない。明日国会前で大きな行動がある。日本の社会をまっとうな国にするために、沖縄と共に行動していく」とあいさつした。

報告集会では、山城さんら三人の無罪を訴える国際署名が32万筆を越えたことが報告された。

2018年3月15日リンクURL