歩く人の勝手でしょ! ~ 今日(7月25日)の辺野古

午前7:30、辺野古・キャンプシュワブの上空は雲一つない青空。今日の最高気温は33度との予報。炎天下の座り込みは熱中症に要注意だ。それでも全国的にみれば、北海道を除いて沖縄が一番涼しいというから変な話。群馬県から来て、一週間辺野古に座り込むという男性は「沖縄に避暑に来ました」と、苦笑いしていた。

いつもは自慢の澄んだ青い空が、座り込みに行く日は、恨めしい。

メインゲートが何やら物々しい。MPまでもが出て、ただならぬ雰囲気だ。聞けば、米兵の運転する軍車両が、この広いゲートを曲がり切れず、道路中央の標識にバックミラーを擦りつけてしまったのだとか。

そういえば、若い海兵隊員の中には学校を卒業したてで、軍隊に入ってから基地内で運転免許を取る者も少なくないいう。

ゲートで、基地から出てくる軍車両に抗議行動していたとき、アルソックの人に言われたことがある。「気を付けてください。彼ら(米兵)は、運転下手ですから」と。

辺野古の行き帰り高速道路を走っていると、演習移動中らしい軍車両が事故を起こし、完全武装の兵士たちを乗せたまま道路わきに停車しているのをよく見かける。クワバラ!クワバラ!

しかし、暑い!熱射病!などと言っている場合ではない。今日も気張って座り込む。

バリロード(水の入ったポリタンクで作ったバリケード)とネットの壁の間の、わずか1メートルもない隙間に、一人でも多く座り込めるよういろいろ工夫して、今日も座る。

20分もせずたちまち機動隊に排除されてしまったが、それは決して無駄な抵抗ではない。もし、私たちが座り込んで工事車両を止めなかったら、一日にこの何倍もの工事車両が入っていくことだろう。何度排除されようとも、めげずに何度も何度も繰り返して座り込む人々。

海上搬送の積出港である塩川でも、50人が抗議行動を展開し、今日運搬船は積載可能量の半分しか積み込めないまま、あきらめて出港していったと報告がされた。

石材の搬出先と、大浦湾の海上での抗議船・カヌーチーム、そしてここゲート前が連携して国家権力への非暴力の抵抗が続く辺野古。

 

ゲート前を引き上げるときは,機動隊の意表をついて「牛歩戦術」。「だって歩道なんだから、ゆっくり歩こうが、走って通ろうが、歩く人の勝手でしょっ!」牛歩戦術が奏を効し、工事資材を下ろして基地から出てくる車両を20分以上止めることができた。

その足でメインゲートでも抗議行動。

 

2018年7月26日リンクURL