全国戦災史実調査~沖縄戦の被害は無視

沖縄に住んでいると、ときどき「 ここは日本だろうか?」と思わされることがある。
まさにこれもその一つ。

2007年~09年、総務省が行った去る大戦の戦災史実調査に、沖縄戦の被害は対象にしなかったという。全国の中に沖縄は入っていない。それはなぜかと、県議の仲村未央氏(社民党護憲)が以前から問題にし、追及している。

「理由はわからない」
「空襲の被害調査であり、沖縄戦は地上戦だから…」とか
いつものことながら詭弁を弄する国の答えは、誰が聞いても納得できるものではない。

去る大戦で唯一の地上戦が繰り広げられ、原爆の長崎・広島と共に
最大の被害をこうむっている「沖縄」を除いて
どうして戦災被害の実態が把握できるというのだろうか?

こんなことをしてどんな意味があるのか?理解に苦しむ。

戦災調査 沖縄戦関知せず

 

<12日 琉球新報より>

2015年8月12日リンクURL