沖縄は平和発信の重要な場所 ~ 6月辺野古県民大行動

 7日(土)は、毎月第一土曜に開催される辺野古県民大行動に参加した。

 韓国やカナダから日系2世など560人が結集。心を一つにして平和を訴え「辺野古NO」の声を上げた。

 開会を前に、7月に予定される参議院選挙立候補予定者の高良さちかさんも登壇。「憲法を研究して来た者として、沖縄がこんなにもないがしろにされる状況は許せない。私たちの生きる場所が戦場にされてはいけない。 政治の場所で是非皆さんと一緒に闘っていきたい」と支持を訴えた。

また、糸満島ぐるみ会議の大城規子事務局長は、「爪楊枝で表した7万1千本の砂杭を、見える形で国会に届けた」と、衆議院の院内集会を報告。「7万1千本と言われてもピンとこなかったが、爪楊枝で示されてそのすさまじさに実感が持てた」との、国会議員など参加者のリアルな反応を伝えた。

韓国の平和団体からも9人が参加。「私たちは、米軍基地と闘う沖縄の皆さんに大いに共感する。なぜなら韓国にも米軍がいて、皆さんと同じ状況にあるからだ。韓国も沖縄の皆さんと同じように、長年米軍基地に抵抗を続けている。連帯してともに頑張りましょう」とあいさつした。

 開会のあいさつは稲嶺進オール沖縄共同代表「”くじけることなく正しいことを行いなさい”という先人のことばがある。正しいことをしておれば、お天道様は必ず見ていて下さる。来る参議院選挙も、タッピラカシて、(自公)半数割れを沖縄から突き付けていこう」と激を飛ばした。

 各地からの報告では、ドローンプロジェクトの奥間政則さんが「大浦湾埋め立てのために沖縄中で海砂が採集され、すでに100㎞を超える砂浜が消滅した。新基地建設は辺野古だけでなく、沖縄全島の自然破壊を引き起こしている」と訴えた。

 

また、カナダから参加した日系2世のチエコ・デービスさんは「沖縄は平和を発信するのに重要な場所だと感じた。カナダでも沖縄を発信していきたい」と思いを語った。

 デニー知事のメッセージ、国会議員団、県議会議員団の挨拶もあり、50回を迎えた県民大行動は、熱い思いを共有して正午過ぎ解散した。

 やんばるの山々は、まだ梅雨の花・イジュが咲き誇り、慰霊の月を迎えて月桃の花も香っている。

 

2025年6月9日リンクURL