沖縄でも「「イスラエルのヨルダン川西岸併合」に対する抗議集会が、明日開かれます。
<呼びかけ人からのメッセージ>
イスラエルによる パレスチナの併合に反対する緊急行動
1948年のイスラエル建国以来、パレスチナを占領し、住民は家や土地を奪われ、数百万人もの人々が難民生活を強いられてきました。それは沖縄が米軍占領によって田畑を奪われ、ムラムラを追われた歴史と酷似しています。
2020年5月17日に大連立政権を樹立したイスラエルのネタニヤフ首相は、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地やヨルダン渓谷の一部を併合するための法整備を7月1日から進めるとしています。これに対して、国連のグテレス事務総長は「占領地自国領への併合は国際法違反とされており、イスラエルとパレスチナの2国家共存の見通しを著しく害している」と警告し、イスラエル側に併合計画の放棄を求める(毎日新聞 6月29日)としています。
一方、併合については、アメリカのトランプ政権の後ろ盾があり、一月に中東和平案の中で認定しています。これに対し、パレスチナのがガザ地区では数千人が抗議しています。
2003年、沖縄を訪れたパレスチナの弁護士ラジ・スラーニ氏(パレスチナ人権協会主宰)は、講演の中で「世界の人々はパレスチナで起こっている人権侵害を見て見ぬふりをしている。それは『沈黙という共謀』だ」、という強烈な言葉を残されました。
私たちは、「沈黙」ではなく、「行動」を起すことによってイスラエルのパレスチナの併合に反対の声をあげましょう。明治政府によって沖縄が、日本に併合され、今日、米軍基地と自衛隊基地に囲まれたオキナワです。
イスラエルによるパレスチナへの強制「併合」を許してはなりません。
緊急の抗議行動ではありますが、各自、プラカードなど持参できる方はお願いします。横断幕は準備します。
時: 2020年7月3日(金曜日) 午後6時から一時間ほど。
場所: 県庁前県民広場
主催: イスラエルによるパレスチナ併合に反対する沖縄の会
<呼びかけ人>
高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)
城間勝(市民運動家)
河野道夫(読谷村住民自治研究会)
上間芳子(沖縄恨之碑の会)
西 泉 (沖縄大学教員)
安里英子(沖縄とパレスチナを結ぶ会)