沖縄の食文化は医食同源とか薬食同源と、よく言われます。
食べるものは、即命の糧にもなれば、毒にもなる。
病は食の過ち!
よって、食べ物は命の薬になるようなものでなければならないと
沖縄の先達は考えたようです。
そんな考え方が元になった言葉、それがぬちぐすい(命の薬)です。
おいしいものをいただいたら、「ぬちぐすい ヤッサァ(だなぁ)」と言います。
それが おいしいね!と同意語なります。
ぬちぐすいは、食べ物だけに言うわけではありません。
いい音楽を聴くと「ぬちぐすい だね」と言い
いいお話しをきいても「ぬちぐすいになったね」と言い
温泉にはいっていい気持ちになったら「ぬちぐすい!ぬちぐすい!」と言い
すばらしい景色をながめても「ぬちぐすい」と言う。
すべからく感動をいただいたら
「ぬちぐすい だね!」と感謝するのです。
心や身体にいいもの、それがすべてぬちぐすい。
これから沖縄の「ぬちぐすい」になる話題あれこれを拾い
「うちなぁ ぬちぐすい紀行」として紹介していきたいと思っています。
ちなみに、最近 氣功を学びはじめた私は
それこそ究極の「ぬちぐすい」出会ったと、思っています。
その話題も追い追いお伝えしていきます。