私の母は20年近く地元の赤十字病院で助産婦(現在は助産師という)として働いていました。
もう20年以上も前の話ですが…。
病院といっても、他の診療科と違って
産科は、命の誕生を扱うところ。
「私が夜勤のときは、なぜかお産が多くて、
看護婦さんたちは、夜勤が私と一緒だと、忙しいから仮眠が取れないとこぼすのよね」と、自慢とも、愚痴ともつかない話をしながら、いつもにこやかに出勤していました。
そんな母から聞いたこわ~いお話しです。
「でも、最近は奇形児とか無脳児の出産が多くて、
無事生まれて、赤ちゃんの元気な顔を見るまでは気が重い」と言うのです。
そういう産婦さんの羊水は黒くドロッと濁っていて、
強いシャンプーの臭いがするのだそうです。
最近は聞かなくなった言葉ですが
そう!当時は”朝シャン”が流行っていたのです。
合成洗剤の成分や、人工香料などの化学成分で作られたシャンプーが
頭皮や肌から母体内に侵入して、子宮に入り込み、胎児に影響を及ぼす、
と、言うわけです。
それが医学的に証明されたという話は聞いていませんが
40余年間も助産婦として1万5千人以上の赤ちゃんを取り上げてきた母の話に
”黒く濁り強いシャンプーの臭いのする羊水に浸かっている赤ちゃん”を想像して、鳥肌が立ったのを憶えています。
近年”朝シャン”という言葉が聞かれなくなったのは、
毎朝シャンプーする人が少なくなったのではなくて
それが当たり前になったからではないか、とも思います。
と、言うのは
最近、よく読んでいるブログでこんな記述を見つけたからです。
「お風呂タイムに、身体が毒を吸収している!? 経皮毒の対策を!」
なる記事です。
その一部を紹介すると…
先日、恐ろしい話を聞きました。なんでも、婦人科系の病気で手術をする医師が「最近、女性の子宮を手術すると、子宮がシャンプーの強い匂いがして、その匂いが一日中手から離れなくて困る」と言っていたらしいのです。
このブログでは、経皮毒をデトックスする必要があり、それには
アーユルベーダの視点から
ヘナやアーマラキーがいいと薦めていました。
私は、そこまで言及する知識はありませんが
20年も前の母の話を、まるで幽霊でも見るように思い出して
またまた鳥肌が立ってしまったのです。
食べ物の添加物だけでなく、
歯磨き、シャンプー、リンス、洗濯洗剤など、皮膚や粘膜を通して
私たちの身体の中に入ってくる”経皮毒”にも気をつけなければと
改めて思ったものです。