癒しのエネルギーワーク~キャパシター

”キャパシター”とは、スペイン語で「命を引き出す」という意味だそうです。

1988年、内戦終結後のニカラグアで傷ついた人々が、貧困、依存、トラウマ的ストレスに対処する中で、簡単なマッサージや体操によって、こころとからだの健康を、自分自身で保つことができるような方法を分かち合ったことから始まった技法だということです。

 

以来、世界各地の戦争や災害、性暴力などで苦しむ人々に、自らを癒す方法を伝えるワークショップを、世界44か国で行ってきたとのこと。

今日、午前10から午後3時まで、沖縄で初めて行われたキャパシターのワークショップに参加してきました。講師はキャパシターの創設者であり、心理学者で生命科学士のパトリシア・ケインさん。

内容は、ヨガや気功、指圧、太極拳など東洋医学の知恵と、タッピングなど西洋の医学理論を組み合わせ、トラウマからの解放やからだの痛みにの解消にとても効果的な技法として確立されています。簡単で分かりやすく、特に日本人にはなじみやすい健康法だと思います。

昼食を挟んで5時間のワークでしたが、あっという間に時間が過ぎていました。

<↑キャパシターの創設者・パトリシア・ケインさん。70歳とは思えないつやつやピカピカのお肌が印象的でした。先週ニカラグアから帰ったばかりで、沖縄でのワークの後は来週アフガンに行かれるそうで、元気に世界中を飛び回っている。>

キャパシターの特徴は、「上の者が下の者へ教えるのではなく、対等な立場で伝える。だから私は先生ではない。上下の関係で癒してもらうと、そこに依存が生じてしまう。自らを癒し、他の人も癒せることが大事」と、パトリシアさん。

昨日は辺野古、高江に行ってきたとのこと。「アメリカが世界中で戦争起こし、各地の紛争に加担していることが恥ずかしいと思い、自分にできることとしてキャパシターを始めたというパトリシアさん。

「米軍基地があることで、苦しみを受けている沖縄で、ぜひこのキャパシターが役に立ってほしい。広めてもらいたいと願っている」と、参加者に呼びかけていました。

2017年11月14日リンクURL

「ひとさじの はちみつ」 前田京子著

こんなにワクワクしながら先を急いで本を読んだのは、本当に久しぶりでした。
「ひとさじのはちみつ~自然がくれた家庭医薬品の知恵」。著者は前田京子さんという2014年に発刊された「はっか油の愉しみ」で話題になった人です。(残念ながら私は読んでいませんが…)

ひとさじのはちみつ 

「砂糖は健康に悪い」ということから、砂糖に並んで甘さの代表格である「はちみつ」を、砂糖とは違うと思いつつも、無意識にどこか敬遠しているところがありました。どうしても甘さが必要な時に、次善の策として「はちみつ」を使う、という感じです。

ところが、なんと「はちみつ」は、世界的にメディカル・ハニィー(医療用はちみつ)の分野が確立しつつあるすばらしい食品らしいのです。
この本の帯にはこう書いてあります。
「風の予防薬、咳止め、喉のイガイガ解消に。花粉症の症状緩和、胃腸薬、歯磨き、目薬、スキンケア、入浴剤にも。いろいろな不調に効き目!はちみつの薬効」

そう言われて思い出しました。子どもの頃、冬になると唇が荒れ、血がにじむほどガサガサになることがよくあった。そんなときはいつも母が「はちみつ」を塗ってくれて、一晩眠って目が覚めると、すっかりつるんとして気持ちのよい唇に戻っていたことを。
大人になってからも、始終「胃が痛い」と口癖のように言う私に「寝る前にはちみつをなめなさい」と、母はよく言っていたなぁ。

 はちみつを摂りなさい……                                                           容姿を美しくし、頭脳を明晰にし、身体を強くするために。                                                      —————– ヴェーダ(紀元前千年頃のインド最古の聖典)

ちなみにこの本の目次を一部紹介すると、

*寝覚めのはちみつは脳に効く

*はちみつは虫歯菌を退治する

*はちみつが特に効く傷・やけど

*はちみつが、しみ、そばかすに効き、肌を白くすると言われてきたわけは?

*白内障、角膜炎、結膜炎の治療報告、

*はちみつ水とデトックス蜂 イラスト 白黒

これは目次のごく一部です。ピロリ菌の治療報告もあります。

わたしがこの本に惹かれたのは、薬ではなくたべものに薬効があること。どこの家の台所にもあって、決して高価すぎるものではないこと。民間療法として長い伝統があること。現代医学でも検証が進んでいること、などです。副作用はありませんので、試してみる価値はありそうです。

ただし、基本的な条件があります。それは本物のはちみつであること。増量剤的に水あめを混ぜているものや、熱処理がしてあるものが出回っています。それにはほぼ薬効は望めないそうです。

そして、やはりカロリーは高いですから食べすぎは禁物。特に体重を気にする人や、肥満が影響をあたえる疾患(糖尿病など)を抱えている方などは要注意と言うことです。だから「ひとさじのはちみつ」なんですね。

はちみつの種類や選び方、毎日の生活の中での具体的な活用法など詳しく書かれています。興味のある方はどうぞ。私はこの著者や出版社の回し者ではありません。念のため(笑)

2016年8月28日リンクURL

氣功日誌から~腱鞘炎

友人に、イタリア家庭料理店のオーナーシェフがいます。

3月のおひな様料理 ちらし寿司

3月のおひな様料理
ちらし寿司

月に一度、彼女の店でモアイをしています。
モアイという沖縄独特の頼母子講については、
説明が長くなるのでまた改めてご紹介することにして
とりあえず、頼母子講を口実に彼女の料理に舌鼓をうちながら
友人たち数人が集まって、定期的におしゃべりを楽しむ会と  ご理解下さい。

2月のモアイの席で、
私の隣の席に座った彼女が左手首から甲にかけて、かなり目立つテービングをしているので聞くと、
一月ほど前から、腱鞘炎で、整形外科にも通っているけれど
手首と特に親指の付け根がとても痛いとのこと。

私は思わず、テーブルの上に置かれた彼女の手の甲に5センチほど離して手をかざしました。
私が氣功を学んでいることを知っている彼女は
「ありがとう」と言いかけて、同時に「痛い!痛い!」と声を上げでいました。
どうやら氣を流したことで、さらに痛みが引き出されたようです。

蛤のお吸い物

蛤のお吸い物

私の手にも、強い反応が返ってきました。

5分ほどすると、痛みが少しずつ引いていき
「ずいぶん楽になった」と、喜んでくれました。

彼女の料理を楽しむ会なので
彼女は、作ってはテーブルに並べ、自分も食べながら、おしゃべりにも参加してと
忙しなく動き回っているため、席に座ったときだけ4~5分ずつ途切れ途切れに何回手を当てたでしょうか。
会食は毎回2~3時間、翌日朝6時の遠隔を約束してその日は帰りました。

翌日のお昼過ぎ、彼女からこんなメールが届きました。
彼女は私のことをねーねー(お姉さん)と呼びます。

「00ねーねーお早うございます。
今朝は5時まで眠れませんでしたが、そのときは気がつかず、
先ほど起きたら痛みが消えていて、私はビックリ!
あきさん(彼女の夫で、私のパソコンのお医者さん)はしたり顔!
完治をめざして、もし明日13時頃、空いていたらお邪魔したいのですが…」

と、絵文字がいっぱい躍っている施療予約の携帯メールが届きました。

桃色のにごり酒

桃色のにごり酒

翌日やってきた彼女は、もうテーピングはしていませんでした。
手を当てると、少し痛みが出てきて、まだ完治はしていないようです。

シェフの仕事は肉体労働、身体が資本なのでメンテナンスには結構気をつけているようで
週に3回も整体やマッサージに通っているそう。
痛かったことを忘れて、調子に乗ってバンバン包丁を使っていたら(彼女は左利き)
ときどき「イタッ!」となる、とのことです。

腱鞘炎だけではなく、全身に氣入れをしたところ
「なんだかとても不思議な気分!超気持ちいい」とリラックスしていました。
気に敏感に反応するタイプのようです。

それから一月経って、3月の例会で会ったら、テーピングはなく、
「使いすぎないよう、いたわりながら働いている」と、笑顔でした。

その日も、私の右隣に掛けてもらい、彼女が席に着くたびに手当しました。

サンドイッチ状に重った具たくさんのお寿司でした

サンドイッチ状に重った具たくさんのお寿司でした

 

ちなみに、彼女のイタリア家庭料理の店は、          彼女が一人で切り盛りするこじんまりした店ですが、      沖縄のいい食材を生かしたイタリア料理と言うことで、     全国版のグルメ本に何度も紹介される超有名店です。

友人・知人といえども、予約なしではまず入れません。

彼女の料理を食べるために、わざわざ飛行機に乗って     やってくるファンもたくさんいるからです。

お店の詳しい紹介は、また改めて…。

2013年3月8日リンクURL