宮城秋乃さんの裁判を支える市民の会発足 ~ 権力に物言う者に対する威嚇

 昨日(2日)は、「宮城秋乃さんの裁判を支える市民の会」の発足集会に参加した。 

 宮城秋乃さんは、米軍北部訓練場返還地に今も残る米軍廃棄物を告発、汚染者である米軍に引き取りを求めて、基地のゲート前に置いた行為が、「威力業務妨害」「道路交通法違反」などに問われて在宅起訴された。それは、「権力に物言う者は許さない」とする威嚇行為であり、「市民・国民は声を上げることすらできないのか!」と怒りが込み上げてくる。

 集会では、金高望弁護士が法的な問題点として「公訴権の乱用、表現の自由の侵害、そもそも宮城さんの告発行為が、威力妨害に当たるのか?」と説明。

 宮城さんも状況を報告、起訴後も告発行為を続けていること。返還され、浄化されたはずの北部訓練場跡地からいまも廃棄物・汚染物質、実弾演習はしないははずの場所から未使用の実弾も多量に見つかっていること。ヘリポート撤去の際に使用されたブルーシートや鉄板が放置されたままになっていること。県警も沖縄防衛局も、米軍廃棄物が残っていることを知りながら、なにも対応していないと訴えた。

 米軍廃棄物をゲート前に置いて、引き取りを求める<写真提供:宮城秋乃さん>

 会場入り口では、宮城さんが回収した米軍廃棄物の一部が展示された。

 

 

 

 

 

 集会には100人余の市民が参加、関心の高さがうかがえた。

 

<4月3日 琉球新報>

2022年4月3日リンクURL

3月フラワーデモ 沖縄 ~ 私たちは黙らない!

 性暴力のない社会を目指して、女性たちが改めて大きな声を上げたフラワーデモ。全国では満四年、沖縄でも8月に4年になる。3月11日も、県庁前の県民広場で行われた。

 コロナ禍になってからは、それまでの体験者の声を聞く集会を、主にスタンディングアピールに切り替えて行われている。

 今回は特に、ネット上で広がる性被害が訴えられた。

 今日(3月11日)は、あの3・11から11年目。被災地の避難所や、紛争地の避難所でも多くの女性たちが性被害にあってきた。大災害、悲惨な戦争被害に隠れて、女性たちの性被害は小さな出来事として葬られてきた長い歴史がある。私は、戦渦のウクライナへ、3・11被災地の女性たちにも思いを馳せて、祈った。

 

2022年3月12日リンクURL

宮城秋乃さん起訴に市民団体が抗議 ~ 罪を問われるべきは米軍や日本政府

 チョウ類研究者の宮城秋乃さんが、米軍への抗議行動が威力業務妨害とされ、在宅起訴されたことに、県内外135の市民団体が名を連ね抗議、起訴を取り下げるよう訴えた。

 国家権力の無法、横暴がまかり通る沖縄で、それを許さないと立ち上がる市民らの抵抗である。               <現場で抗議行動の様子を説明する宮城秋乃さん>

 <1月6日 琉球新報>

 

<宮城秋乃さん不当起訴に対する抗議文>

2022年1月7日リンクURL