出版界でこれほど名を成した人が、これほどのことをしでかして「悪意はなかった」で済まされるはずはない。しかも防衛相の広報アドバイザーだったとは!ますます信じられない。本当に悪意が無かったとすれば、大したことではないと沖縄を軽く見て、意図的かつ気軽に書いたということだ。ますます許せない。大手出版社の講談社も同罪。
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被告米兵に懲役7年求刑
昨日(25日)は、昨年12月に起きた米兵による少女誘拐・性暴力事件第4回公判が那覇地裁であり、私も傍聴券の抽選に並んだ。4度目の正直で、はじめて傍聴券を得ることが出来た。
検察、弁護側それぞれの論告の後、証言席の被告が、第一回公判と同じようにあまりにも堂々と「私は無罪です」と発した言葉に、傍聴席から一瞬苦笑と怒りのどよめきが起こった。
さらに被告は「(訴えられたことで)僕はすべてを失った。時間も、お金も、家族も。僕の名前は不名誉なかたちで世界に知られてしまった」と、自分が傷つけた少女への痛み、彼女が失ったものの大きさへは全く思いが至らないばかりか、まるで自分が被害者であるかのように訴えた。
性暴力に対する司法の被告弁護士の論告といい、裁判官の被害者への質問といい、性暴力に対する認識はあまりにも旧態依然としていることに唖然、失望感に襲われた。審理はこれで結審し、12月13日に判決が言い渡されるが、判決は社会の反映でもある。その内容によっては、司法だけでなく、日本社会の後進性を世界にさらけ出すことになる。
辺野古の抗議は日当貰ってやっている? ~ 人気漫画「島耕作」がデマを!
もう怒る気もしない。ただあきれる。
<10月21日 沖縄タイムス>
批判が高まり、漫画の作者と、出版元の講談社が、「お詫び」を発表したという。ただお詫びは間違った記述をしたとして、「読者」に対してであり、侮辱された「辺野古で抗議している沖縄の人たちへ」ではない。