道草 バンザイ!!

 昨日、辺野古の帰りは与儀でバスを降り、時間も気持ちにも余裕があったので歩いて20分ほどの家路を、いつもの大通りではなく、これまで通ったことのないスージグワァ(路地裏の小道)を道草した。

 

 

 民家の庭に咲く満開のイペーの花が目についた。残念ながら、カメラではあの目が覚めるような鮮やかな黄色は出せない。改めて人間の眼の神秘と精巧さに脱帽する。

 しばらく歩くと、今度は淡雪のような優しい色をしたメイフラワーに出会った。沖縄では「5月の花」の名を持つ花が、3月に咲く。

 この日は最高気温26度の夏日だったし、五月の花が咲いても不思議はない。

 

 自宅のすぐそばにあるフラメンコ教室のスタジオの庭では、年中咲くブーゲンビリアが、さらに彩を増して咲き誇っていた。

 社会的には真冬の沖縄だが、自然界はそんなことはお構いなし、時期(とき)が来れば期待を裏切ることなく命の豊かさを人間界にも運んでくれる。

 気まぐれに道草をしたら、春真っ盛りの沖縄に出会えた。

 

 

 

2022年3月17日リンクURL

シクラメンのたより

 とっても嬉しいおたよりをいただきました。。
ある方に、数年も前に私が差し上げたシクラメンの鉢植えが、今年も開花したと、写真を送ってくださったのです。

 その方は、仕事を通して、40年近く親子2代にわたってお付き合いしているある企業(東京在)の社長さんです。こんなおたよりです。

「添付の写真は以前、〇様が弊社にお越しの際にいただいたシクラメンです。昨年は瀕死の状態で花も葉の下までしか届かず、花の数も少なかったのですが、その後、土などを入れ替え、鉢も一回り大きくしてケアを徹底しましたら、今年は見事に復活して、きれいな花をたくさんつけております」 

 私は、手土産が必要なときには菓子折りではなく、よく鉢植えの花を持っていきます。もちろん鉢植えは水かけなど世話が必要で、相手によっては迷惑な場合もありますので、そこはちゃんと見極める必要があります。

 この会社は健康食品のメーカーさんで、社員も気心の知れた方ばかりですし、職場には窓際にいくつも植物が置いてあり、いつ行ってもお花が飾ってある会社です。鉢植えを差し上げてもお世話してくださると判断しました。

 このシクラメンは、先代から現在の社長さんに代替わりしたときに、お祝いとして差し上げたものです。

 メールで写真を送ってきてくださったときにお聞きしたら、社員任せではなく、水かけも土の入れ替えも社長さん自身がなさっているということでした。お気持ちの伝わる、ほんとにうれしい花だよりでした。

 お陰様で、この日は一日ルンルンな気分で過ごすことが出来ました。ありがとうございます。

 

 

2022年2月6日リンクURL

ぬちぐすい(命薬) ~ 「ひとあしお咲きに」 八重岳のさくら満開

 昨日(16日)は、選挙事務所を経て、八重岳に桜を見に足を延ばした。先月、自衛隊の演習を中止させた八重岳のさくらを、ぜひ見たかったからである。選挙事務所のある名護市街からは、車で30分もあれば行けるし、自衛隊の演習を止めてくれた桜の快挙に、ぜひお礼も言いたかった。

 標高453.4メートルの八重岳は沖縄本島で2番目の標高がある。頂上近くまでおよそ2キロほどの沿道に約7,000本の琉球寒緋桜(カンヒザクラ)があるという。毎年1月の中旬頃から桜祭りが行われている。
 昨日は、前日までの寒さとは打って変わって、青い空が広がり穏やかな陽が差す絶好の花見日和だった。

 入り口付近はまだ3分咲きの感じで、「ちょっと来るのが早かったかな?」と思ったけれど、車が頂上に向かって進むに擦れて、どんどんピンク色が濃くなってきた。

 道路脇からせり出し、アーチ状にしなった枝がまるで桜のトンネルのようになり、訪れる人を魅了する。裾野から山頂近くまで車で行くことができるので、ドライブスポットとしても大人気だ。この日は日曜日で、しかもポカポカと暖かい日差しに誘われたのだろう、かなりの人出だった。

 つづら折りになったいくつものカーブを曲がって山頂まで続く山道沿いの両脇に桜が植えられている。まるで絵を見ているようだ。

 トンネル状になった桜並木、これらの枝が自衛隊の演習を止めたのだ。「アッパレ!桜さん!よく頑張ったね。ありがとう!」と、思わず声をかけた。

 後は、どうぞ写真をお楽しみください!

 

 八重岳さくら祭りの合言葉は「一足お咲きに!」だそうです。

 

 

2022年1月17日リンクURL