沖縄のお盆は旧暦で行われます。今年は9月3日が盆の入りで、6日が送り火でした。
何があってもご先祖様のお墓がある故郷へ帰って過ごすのが最優先されます。
我が家の仏壇のお供え。果物セットの他に、パイナップルとスイカはぜひものです。お菓子や飲み物の数々、そして泡盛。左右の端に立てかけてあるサトウキビは「グサンウージ」と呼ばれ、ご先祖様がお帰りになるとき、お土産をつるして担いだり、杖にするのだと祖母から教わりました。
ウンケー(お迎)えの日の夕ご飯はウンケーージユーシー(お迎えの雑炊)。いろいろ具の入った炊き込みご飯です。おかずとしてお魚やエビ、ラッキョウなどの天ぷらを添えました。
村の青年会が主催するエイサーの道じゆねー(行進)が、三線や太鼓、笛などの演奏隊を乗せた車を先頭に村中の道々を練り歩きます。
このエイサーがご先祖様をおお迎えする儀式となります。沖縄らしくにぎやかですね。
今年はエイサーの追っかけに外国人の観光客が目立ちました。島に渡る船(フェリー)も、里帰りの島の人より観光客でいっぱいでした。
少雨傾向のなか、観光客の増加で水不足が懸念されているようです。防砂無線から「節水」を呼び掛けるアナウンスが流れていました。