恐怖をあおるより、近隣友好を! ~ 那覇市のミサイル避難訓練に市民が抗議

 明日(21日・土)、那覇市が、弾道ミサイルを想定した国民保護訓練を行うことに対し、市民らが「那覇市の国民保護訓練に反対する会」を結成し、「「ミサイルが飛んでくるというのに、頭を抱えてしゃがみ込むというような訓練に何の意味があるのか?いたずらに台湾有事、中国への恐怖をあおり、国の軍事力拡大に加担する」と抗議行動を行っている。

 

 国からの応募呼びかけに、全国の1700以上の市町村のうち応募したのはわずか12市町村だけで、沖縄では那覇市と与那国町だけだったという。

「何故、全国の先頭を切って訓練を実施するのか?」と市民らは那覇市に対し質問状を提出、市長との面談を求めて、20日から今日まで市役所前で抗議のスタンでイングを行っている他、実施当日の明日21日は、10:00~12:00の現場である那覇市新都心(協働プラザ及びその周辺)で、抗議集会を行う。

 

 

 

 

2023年1月20日リンクURL

二人合わせて186歳! 杖はついても、車いすでも勝つまで通い続ける ~ 今日(1月18日)の辺野古

 少し風は冷たかったが、さわやかな朝を迎えた。那覇の自宅を出るときは、絵にかいたような三日月が南西の空に浮かんでした。(写真移し損ねた)

 バスが高速道路に乗ってしばらくしたら、朝日陽が昇ってきた。今日の那覇の日出は7:18分。辺野古へ行くときのバスはいつも右側の席に座る。朝日が拝めるから。

 明けゆく空の太陽と雲と海を眺めるのは楽しい。

  

 

 

 

 

今日も道路工事のため渋滞があり、いつもより遅れて辺野古に到着。

 ゲート前では、すでに座り込みの準備が万端整えられていた。



 こういうものが、辺野古の海に投じられ、あまたの生き物を生き埋めにして違法工事が進められている。 

 1回目の座り込みが終わり、テントに引き上げたところで、群馬県から参加した8人グループの方々紹介された。元教職員の労組でコロナ禍が始まるまでは、毎年何人もの仲間を辺野古へ送り出していたという。

 「何度も計画してはキャンセルされ、やっと来れてうれしい。私たちも地元でいろいろな闘いをしているが、3年ぶりに来て感じたのは、やっぱり沖縄の闘いはレベルが違う。この雰囲気を群馬に持って帰り、みんなに伝えたい」

 「はじめて沖縄へ来たのは35年前。様々な活動を通して沖縄に来ているが、来るたびに感じるのは基地ばかりが新しく、大きく、立派になっている

 「辺野古関連の警備費が一日2300万円余と聞いて、長年子どもたちの学校給食費無償化の運動をしているが、実現していないことを思うと、これだけのお金があれば給食費の無償化などすぐにできるのにと、怒りが込み上げてくる」

 このメンバーの一人が、5年前から島袋文子さんと交流のある方だった。 共に93歳、この笑顔は宝もの !! 「杖はついても、車いすでも、闘いがある限り勝つまで通い続ける」とお互い励まし合い、辺野古への思いを確認し合っていた。

         11:00前、第4ゲートで座り込み。

 第4ゲート付近の環境破壊は凄まじい。沖では土砂運搬船や台船の動き激しい。




 

 

 

 

 

 どういうわけか今日は県外からの3~4人の若いグループが3組もあった。「ネットで話題になっているから、実際に行ってみようと思った、と。一緒に座り込むことはなかったが、座り込みの人たちに声をかけ、質問したり、熱心に話を聞いてた。 

 15:00前、工事用ゲートで今日3回目の座り込み。

 いまテント横の花壇では5種類のハイビスカスが花盛り。春が近いことを感じさせる。

 辺野古集落の沿道では、ヒカンザクラの花が、ちらほらと咲き始めている。やんばるのさくらの名所では、今月末から桜まつりも始まる。「辺野古の春はまだか!」

 

 

2023年1月18日リンクURL

沖縄にさらなる軍事化、戦場化の恐れ!! ~1月11日の辺野古

 11日は、穏やかに陽の照る気持ちいい朝を迎えたが、辺野古へ向かう途中の沖縄自動車道で、米軍車両の事故に加え道路工事が重なって渋滞に巻き込まれ、辺野古到着はいつもより25分も遅れてしまった。 

 辺野古到着と同時に息つく暇もなく、すぐに工事用ゲート前に座り込む。水曜日常連のいつもの顔が半分ほどしか見当たらない。私たちと同じように、自動車道の交通渋滞に巻き込まれたようだ。

 

 ダンプが並び、機動隊の排除が始まる頃、やっといつもの顔が揃い始めた。

 この日ゲート前での話題は、米軍が沖縄に「離島即応部隊を創設」することを、日米が決めたとの朝刊の記事。沖縄の戦場化を前提に、さらなる軍事要塞化のもくろみである。「日本はどこまで沖縄を植民地扱いするのか!」と、怒りの声があがる。


 

  テントに引き上げて来ると、暖かいぜんざいの差し入れが待っていた。

 水曜日はゲート前のリーダーは女性が務める一方で、料理を差し入れをしてくださるのが男性なら、それをカップによそい、みんなに配るのも男性で、行動開始前にテント周辺を清掃するのも男性である。まさにジェンダーフリー、それが自然体で実に気持ちいい。

 こちらは、もう何年も毎月ミネラルウォーターを差し入れてくださる方。今日も2リットル入りペットボトルのミネラルウォーターが山のように届けられた。おかげさまでどんな暑い日でも飲み水を心配することなく、頑張れる。

 ゲート前に座っていると、時々胸かきむしられるような虚しさに襲われることもあるが、こうした地道に辺野古の座り込みを応援してくださる人たちに救わる思いがする。


 

 11:00前、第4ゲートで座り込み。第4ゲートからは無残に破壊され続ける痛々しい海や山の姿が見える。

 私は午後から別日程があり、路線バスで2時間近くかけ沖縄市まで戻らなければならないため、正午前に辺野古を後にした。

  

 

 

 

  テント横の花壇に咲くハイビスカス(コキオ)原種型

 

 

2023年1月12日リンクURL