オスプレイはうそつき安倍政権の極み~今日(12月23日)辺野古

前日の、二つの抗議集会の余韻冷めやらぬ今日(23日)の辺野古ゲート前。人数は少ないながら熱気のこもった抗議行動を展開した。

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p1050060 <↑米軍車両は通しません!↓>

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p1050067 前日の大雨の中の抗議集会とは打って変わって、小春日和とい言いたいような穏やかな日差しの中、機動隊とも穏やかに対峙した。が、すぐに上空を飛ぶオスプレイが、私たちを現実の厳しさにひき戻す。

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小さくて見にくいが、辺野古崎の上空を飛ぶオスプレイ。高江に向かっているのだろうか?墜落後一週間もたたずに訓練飛行を再開した後、相変わらず住民地域(那覇でも)を傍若無人に飛び回っている。

p105007110時半以降は、テントの下で座り込みを続ける。公休日なので子ども連れも。島袋文子さんも元気に参加した。

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名護市議の大城敬人さんが、オスプレイの墜落について、写真を使って詳しい状況を説明してくださった。

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DVC00009.JPG            <墜落し大破したオスプレイ。不時着との違いを写真で証明>

DVC00014.JPGオスプレイの空中給油訓練。給油ポンプが外れた瞬間。市民から名護市議会に提供された写真。

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辺野古の民家の屋根をかすめるように飛ぶオスプレイ。この家の住人は夜中も電気をつけたまま眠るという。もし事故などが遭った場合すぐ逃げられるようにと…。

これのどこが負担軽減なのか一目瞭然。うそつき安倍政権に騙され続けるニッポン国民に、沖縄県民は何時までも我慢することはできない。

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2016年12月24日リンクURL

新たな闘いへの幕開け~オスプレイ墜落抗議集会に4,200人

22日、北部訓練場返還式典への出席を拒否した翁長沖縄県知事は、この日夕刻から名護市で開かれたオール沖縄主催の「欠陥機オスプレイ撤去を求める緊急抗議集会」に参加し、4,200人の県民の前で、改めて辺野古新基地阻止の決意を誓った。

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DVC00016.JPG   <会場にあふれる人々>

会場に入る翁長知事を迎える人々の拍手は、いつまでも鳴りやまなかった。

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p1050018           <人々の拍手に手を振ってこたえる翁長知事>

壇上に上がった各代表は、口々に米国追従の政府の対応への怒りと、新たな決意を誓った。

稲嶺名護市長:「墜落は名護の庭先。防衛局は何のために沖縄にいるのか、県民の声に耳を傾けず、耳も、顔も、身体も米軍に向いている。裁判は負けても県民は負けていない。負けない方法はあきらめないことだ」

高里鈴代オール沖縄共同代表:「県民の危惧が現実になったオスプレイ墜落。日本政府は米軍に対して何の追及もないまま訓練再開を許した。事故は日本政府によって引き起こされたと言っても過言ではない」

松田富士子島ぐるみなご共同代表:「墜落は 戦場を彷彿とさせた。オスプレイの安全神話は完全に崩れた。安保のために沖縄の海や空を、米軍に勝手に使わせるわけにはいかない」

玉城愛オール沖縄共同代表:「日本はアメリカの属国か!稲田防衛大臣の”事故は墜落ではなく不時着だ”と繰り返す発言は、”日本政府はなんでも米国の言う通りにします”と言っているように聞こえる。日本は独立国ではないと実感させられた」

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 最後に登壇した翁長知事:「政府は米軍の要求を最優先し、県民を日本国民と見ていないとしか受け止められない。日本の独立は神話だ。沖縄への対応はもはや法治国家とは言えない。米軍統治下の時代、苛烈な米軍支配のなかで自治権獲得闘争を粘り強く闘ってきた県民は、日米政府が新基地建設を断念するまで戦い抜くと信じている。私は県民と共に、今後もあらゆる権限を行使して、不退転の決意で取り組む。グスーヨー、クヮンマガヌタミニ、ククルテーチナチ、チバラナヤーサイ。マキテーナイビランドー!(皆さん、子や孫のために、心を一つにして頑張りましょう。負けてはなりませんよー!)

DVC00018.JPG          「オスプレイが安全というのなら、どうぞ総理専用機に!」

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2016年12月23日リンクURL

まやかしの返還式典に抗議~沖縄の負担軽減を演出

政府は、高江のオスプレイパッドが完成したとして22日、北部訓練場の一部返還の記念式典を、名護市の万国津梁館で開いた。最大の主役であるはずの翁長県知事が、高江のヘリパッドはオスプレイが運用されるとして、欠席する中での異例の返還式典となった。

会場となったブセナリゾート入り口の国道では、降りしきる雨の中、式典に抗議する人たちおよそ400人が集まり、まやかしの返還式典を糾弾した。

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p1040976 高江住民が展示した、オスプレイパット建設によってやんばるの森が破壊される様子を写したパネルを、式典会場に向かう日米首脳や招待者の目に触れないよう、大勢の警察官が、前に立ちふさがる様子は、あまりにも異様な光景だった。

式典は午後四時からだったが、人々の抗議行動は午後1時過ぎから始まり、式典が終わるころには400人~500人に膨れ上がった。

一方、菅官房長官はじめ、稲田防衛大臣、ケネディ駐日大使、米軍・自衛隊の幹部。沖縄側からは前知事・仲井間氏、国頭村長、東村長、前名護市長などが出席したが、夜のTV各社のニュース映像には、用意された椅子席が後ろ三分の一以上がガラ空きになっている様子が、物寂しげに映っていた。

これで、返還式典のまやかし、オスプレイがいかに沖縄県民に歓迎されていないかが明らかとなり、内外のメディアを集め「沖縄の負担軽減」を大宣伝するはずだった政府の目論見は、大きく外れるものとなった。

それでも菅官房長官は式典後の記者会見で、「大いなる沖縄の負担軽減」という言葉を、5回も連呼したと、地元メディアは伝えている。

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この日は、さらに夕方6時30分から、名護市で、「オスプレイ墜落抗議緊急抗議集会」が、翁長知事も出席して開かれるため、4時半には返還式典抗議集会は閉じられた。

 

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