速報・辺野古工事差し止め訴訟 県敗訴~ 問答無用の門前払い

辺野古での新基地建設工事を巡り無許可の岩礁破砕は違法として、県が国を相手に岩礁破砕の差し止めを求めた訴訟の判決が、今日(13日)午後3時、那覇地裁で言い渡された。

森鍵一裁判長は、県には国を訴える資格はないとして「本件を却下する」と、わずか数秒で判決を言い渡し、すぐに席を立った。他には何の説明もなく、問答無用の門前払いだった。
また、判決が出るまでの差し止めを求めた仮処分の申し立ても却下した。

裁判所に入る県幹部と県側弁護団>

翁長知事が訪米中で留守のため、激励の事前集会などは行われなかったが、傍聴券が得られなかった多くの県民が裁判所前で裁判の結果を待っていた。

県と弁護団は、判決を受けて午後4時から、マスコミだけでなく一般市民にも開放する形で県庁ロビーで記者会見を行った。

          <市民にも開放して行われた記者会見>

弁護団は「今日の判決は司法権の放棄である」と語り、県の知花公室長は「判決は残念だが、(県の訴えや国の主張に対しても)一切なにも触れていないので、県の姿勢もこれまでと何も変わらない」とコメントした。

翁長知事は、裁判の結果を受け、今晩9時(日本時間13日)にワシントンで記者会見を行い声明を発表する。

 

2018年3月13日リンクURL

花ことばは「燃え続ける想い」~辺野古テント村に咲く・タイマツバナ

辺野古座り込みテントの横にある花壇に2年ほど前からこの花が見られるようになりました。以前にも紹介しましたが、花の名前がわかりませんでした。

調べてくれた方があって「タイマツバナ」というそうです。

細長い筒状の小さな花を密集させ、松明(タイマツ)が燃えているようなユニークな花形からつけられた名前で、タイマツの上に茎がのびて、さらに松明が次々重なっていく、そんな咲き方をしています。

花言葉が「燃え続ける想い」とは、なんとも辺野古ゲート前にふさわしい。どなたが植えたかわかりませんが、その方は、この花言葉を知っていて植えて下さったのでしょうか!それとも偶然でしょうか!

きっとご存知だったのでしょうね。平和への熱い思いを燃やし続けて、辺野古ゲート前に通い続ける不屈の人々を勇気づけたいと願ったのではないでしょうか。

北アメリカやカナダが原産の花で、辺野古のはオレンジ色ですが、紫やそれこそ燃えるような赤い花もあるようです。

6月23日と7月18日の誕生花となっており、これも偶然にしてはできすぎで、6月23日は沖縄慰霊の日、平和を願う沖縄県民が大切にしているメモリアルデーです。タイマツバナの花言葉は「燃え続ける想い」の他に「安らぎ」があり、不屈に燃える想いを持ち続ければ、その先にきっと安らぎが訪れる、そう感じさせてくれます。

花ことばの「安らぎ」は、この花が爽快な香りをもちハーブとしても知られているベルガモットの一種で、アメリカインディアンの人々は、心を落ち着かせる効能がある飲み物として、この葉の浸出液をオスウィーゴ茶(Oswego tea)と呼び、愛飲していることから来ています。

原産地では初夏の花とされていますが、沖縄では年中咲いています。あなたも「タイマツバナ」に会いに、ぜひ辺野古ゲート前へいらしてください。

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東京MXテレビ、ニュース女子放送打ち切り

3月7日、沖縄の新聞は、沖縄に関わる政治的な重大ニュースが満載だった。しかし、県外大手メディアは、森友文書書き換え問題で空転する国会にかかりっきりで、沖縄のことなど眼中にない。まあ、いつものことだけど。

蟷螂の斧かもしれないが、我がブログでは今後のために、その痕跡だけでも残しておきたい。

その①は、昨日紹介した「辺野古の活断層について、防衛局の報告書に明記されていたとい     う問題。文書改ざんし閣議決定のうえで嘘の国会答弁。これだって本来なら国会     が空転するほどの問題だ。

その②  2009年、当時の駐米公使だった現在外務事務次官の秋葉剛男氏が、米議会の聞     き取りに対し、事実上沖縄への核持ち込みを容認する発言をしていた疑惑。これ     も沖縄だけの問題ではなく、日本の非核三原則を覆す発言であり、内閣が倒れて     もおかしくないほどの重大問題である。

その③  米軍機がまた部品を落下させ、6日間も日本側に知らせていなかったことが判明     したというニュース。米軍だけでなく、同じ日に那覇航空自衛隊のヘリも31キ        ロもあるドアを落下させていた。毎日が戦場のような沖縄である。

その④  軍事基地に抵抗する沖縄の県民をテロリスト呼ばわりする番組を垂れ流した東京     MXテレビは、問題になった番組「ニュース女子」の放送を終了すると発表。し     かしその理由を「スポンサーとの協議が整わなかった」としているだけで、 番     組内容については一切触れず、このような番組を流したことへの反省も謝罪もし     ていない。

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は、8日、東京MXテレビに対     し、番組「ニュース女子は」で高江反対運動の黒幕と名指しされた「のりこえ      ネット」の代表・辛淑玉さんへの人権侵害を認定し、勧告趣旨の放送や、3か月     以内に再発防止策を提出することなどを求めた勧告を出した。

   <3月7日 琉球新報>

それにしても、たった一日の新聞紙面に、本来なら国家を揺るがすような重大ニュースが、三つも四つも掲載されるような地域が、沖縄以外にどこかあるだろうか?

 

2018年3月9日リンクURL