チョウ類研究家の宮城秋乃さんが、米軍北部訓練場跡地から、放棄された米軍の砲弾や有害物質を告発して県警の家宅捜索を受け、起訴された事件は記憶に新しいところだが、同じことが、基地周辺の住民地域でも行われている証しである。
倉敷ダムは、中南部の7市町村に水道水を供給している水源地の一つ。かつては基地内だったが、1996年に返還された基地返還跡地にある。米軍は、沖縄を人間が住む島とは思っていないようだ。沖縄でなら、何をしても日本の政府は怒らないとよく知っている。
3月11日(土)は平和市民連絡会の学習会に参加。参議院議員の伊波洋一さんが「沖縄を再び いくさば(戦場)させるな! ~ 米軍の『台湾有事』戦略に翻弄される日本と沖縄」と題して講演した。
伊波洋一さんは、これまで参議院外交防衛員会で、一早く「南西諸島への陸自地対艦ミサイル部隊配備などの新基地建設は、アメリカが東アジア覇権を維持するための台湾防衛戦略に日本を関与させ、日米共同で中国の『台湾有事』に対処しようとするもので、尖閣防衛のためではない」と指摘。中国との懸案事項は粘り強い日中外交交渉よるべきでアメリカの軍事力に頼るべきでない。と訴えてきた。
その上で、一番の解決策は、日中国交回復時に戻って、尖閣問題を棚上げにすることに合意し、これまでに日中で合意された案件を大切にして日中平和友好条約を維持できるようにすることだと主張してきた。
講演会には、70名余の市民が耳を傾け、質疑応答も活発に行われた。
講演会の模様は、YouTubeで視聴することが出来る。
第2回目は3月5日(土)、徳田博人琉球大学教授と北上田毅さんを講師に、辺野古をめぐる法的、技術的な問題について学ぶ。
第3回目は、3月26日(土)に山城博治さんの講演が予定されている。
時間はいずれも、午後2時~5時、会場:八汐荘屋良ホール
劇団文化座の「命どぅ宝」沖縄公演が感動を呼んでいる。那覇公演初日の舞台を見てきた友人が「感動した!紹介してくれてありがとう!」と興奮した声で電話をかけてきた。
<11日 琉球新報>
私は今日、二日目の舞台を観てきた。沖縄公演応援団の一員として、開演直前まで受付でチケットもぎりのボランティアをした後席に着いた。コロナ禍でチケットの売れ行きが心配されたが、新聞記事を見て当日券を求める人も多く、ほぼ満席状態だった。
偶然にも、私のすぐ前の席に玉城デニー知事がいらした。15分間の休憩をはさんで3時間近くに及ぶ長編。玉城知事はその間に何度も涙をぬぐっている様子が伝わってきた。
「命どぅ宝」は、戦後沖縄民衆の先頭に立ち、不屈の闘いを貫いた政治家・瀬長亀次郎と、徹底した非暴力で沖縄のガンジーと呼ばれる伊江島の平和運動家・阿波根昌鴻のたたかいを描いた作品(屋良朝苗も登場)。知事は、政治家としてご自分、そして今も変わらぬ圧政下の沖縄の状況を、舞台の場面に重ね合わせていらしたのかもしれない。
終演後のカーテンコールで、劇団代表の佐々木愛さんが、会場の玉城知事を紹介、知事は立ち上がって観衆の拍手に応えた。
高里鈴代さんとのツーショット。初日の舞台を観た家族に「ぜひ見るべきだ」と勧められて、急遽チケットを調達していらしたという。
「ご覧になっていかがでしたか?」とおたずねすると、「ドキュメントなので胸に迫った。舞台の場面の一つに自分もいたので…」と。そういえば玉城知事のルーツは伊江島にある。
「命どぅ宝」沖縄公演、最終日は名護市民会館で13日午後1時から。どうぞお見逃しなく。