最高裁不当判決に抗議~まさに沖縄殺しの判決

p1040972翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しを巡る違法確認訴訟で、県敗訴とした高裁の判決を受け、沖縄県が上告していた最高裁判決が昨日20日、一度の口頭弁論も開かれることなく、門前払いの形(上告棄却)で出された。

判決を受けて翁長知事は「最高裁の判決は出たが、この闘いというか新辺野古基地は造らせない、オスプレイの配備撤回というのは、今まさに新しいスタートに立ったと思う。これからが私たち県民の踏ん張りどころ、力の出しどころだ」と記者団に語った。

これにより沖縄県の敗訴が確定し、政府は早ければ年内にも工事を再開するとしている。

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この不当判決に抗議する「最高裁不当判決糾弾! 審理のやり直しを求める緊急抗議集会」が今日(21日)那覇市の城岳公園で開かれ、700人が集まり、不当判決に怒りを表明した。

DVC00001.JPG p1040959         <「敗訴でも、私たち県民の闘いが負けたわけではない」と弁護団>

明日は、北部訓練場返還式典が行われる会場近くで返還式典への抗議集会、午後6時30分からは、名護市の21世紀の森屋内運動場で「欠陥機オスプレイ墜落事故に対する抗議集会」がそれぞれ行われる。

2016年12月21日リンクURL

平和市民連絡会に多田瑤子反権力人権賞

DVC00021.JPG今年の多田瑤子反権力人権賞に、沖縄の「沖縄平和市民連絡会」の活動が選ばれました。

<← 多田瑤子さん>

去る17日(土)、東京の連合会館で受賞発表会が行われ、共同代表の高里鈴代さんが、会の活動と、沖縄の現状について50分間の講演を行いました。

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多田瑤子反権力人権賞は、若くして(29歳)病に倒れた人権派弁護士・多田瑤子さんを祈念して、ご両親から託された多田さんの遺産をもとに、1989年に弁護士仲間たちが基金を立ち上げ、毎年自由と人権を擁護するために活動しているとされる個人または団体に贈られるものです。

毎年、彼女がなくなった12月に、授賞式・記念講演会・交流パーティを開催されており、今年28回目を迎えました。

今年は、沖縄平和市民連絡会(反基地・平和のための闘い)の他、東京拘置所のそばで死刑について考える会(死刑廃止運動、篠原弘典さん(反原発の闘い)が受賞しました。

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沖縄からは、これまでに第1回の知花晶一さん、第13回のキャロリン・フランシスさん、第17回のヘリ基地反対協、第25回のヘリパッドいらない住民の会、第27回の山城博治さんが受賞しています。

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     <記念証、賞金、会場カンパを笑顔で受け取る高里鈴代共同代表>

引き続き、同じ会場で受賞者を囲むパーティが開かれ、和やかな交流が行われました。その中で前回受賞者で現在名護署に拘留中の山城博治さんに対する激励の寄せ書きが、高里さんに託されました。

DVC00010.JPG <会場で参加者みんなが博治さんへ心を込めて書き込んだメッセージ>

また、交流パーティでは同時刻に沖縄で開催されている「オスプレイ墜落事故糾弾」の集会に思いを馳せながら、山城博治さんの十八番「座り込め」の歌を全員で熱唱しました。

p1040938<皆さんからのリクエストに応えて「座り込め」の歌をリードする高里鈴代共同代表>

受賞式、パーティ終了後、今回の受賞を推薦した「一坪反戦地主関東ブロック」の皆さんとの交流会も行われました。会員二十名余の方々が駆けつけて下さり、沖縄の状況など熱心に意見交換を行いました。

p1040940       <一坪反戦地主会関東ブロックの皆さんと交流会>

 

2016年12月20日リンクURL

兵舎工事再開~今日(12月16日)の辺野古

昨日(15日)兵舎工事が再開された辺野古。

p1040884   <工事車両用ゲート>

古くなった兵舎の解体、移設は、辺野古埋め立て本体工事とは関係ないとして沖縄県が工事再開を認めたため、工事車両の阻止行動はしなかったが、工事用ゲートで、抗議のアピールを行った。
今日は午前9時過ぎ、3台の工事資材を積んだトラックが入って行った。

ただし、私たちは、この工事は、単に古くなった兵舎を解体、新築するだけのものではなく、新基地建設に伴って、別の場所に移されるもので、あくまで新基地基地建設の一環であると認識している。

p1040886 ゲート前では、県職員も含め、目的外の工事が行われないよう監視の目を光らせている。

p1040893<県民の抗議行動により、建築途中で2年以上も工事がストップしている兵舎>

 10時以降は、メインゲートに移り、いつものようにゲートから出てくる軍用車両の阻止行動を行った。

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DVC00005.JPG 愛知県から、「沖縄に連帯する名古屋アクション」の方々4人が、手づくりのプラカードを持って参加。

 

p1040896 また、差別発言で問題になったなにわの機動隊の地元、大阪府職員労組の皆さん(24人)が、研修で辺野古ゲート前を訪れた。

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明日、12/17(土)13:00~14:00 「オスプレイ墜落糾弾!辺野古新基地阻止!緊急集会」(仮称)がここ辺野古ゲート前で行われる。主催は「県民会議」。

 

2016年12月16日リンクURL