全身の血液が泡立つような、なんとも表現のしようがない怒りがわいてくる。このひと月間だけでも3度も沖縄は圧倒的な民意を表明した。それでも足りないというのか!県民投票で新たな「辺野古NO」を突き付けられる前に少しでも工事を進め、既成事実を重ねて、沖縄県民を抑え込もうという国の思惑は見え見えだ。
日本国にとって人口わずか1%にも満たない沖縄なんぞ、切り捨てても痛くも痒くもないのだろうが、「一寸の虫にも五分魂」がある。いつまで沖縄を生贄扱いするのか!
今日(26日)正午過ぎから、県庁前の県民広場で、県の「埋め立て承認撤回」に基づき、辺野古新基地建設の断念を求める緊急県民集会(オール沖縄会議主催)が、県庁前の県民広場で開催され、350人が結集した。
沖縄県が行った辺野古の「埋め立て承認撤回」に対して、沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき国土交通省に「審査請求」と「執行停止」を申し立てたことは、不当で、法の精神にもとるとして抗議、審査請求を却下するよう求めたもの。
行政不服審査法は、本来、国や県、市町村などの行政が行う行為に対して、(弱い立場の)私人が不利益を受けた場合に救済を求めて訴えるもので、そもそも沖縄防衛局は私人ではないし、国の機関である沖縄防衛局が、同じ国の機関である国土交通省に審査を求めるなんて、公平な審査ができるわけがない。
国は、翁長前知事が行った「承認取り消し」についても同じ手法を用いて、「取り消し」を無効にし、辺野古の工事を違法に進めた。この行為は「自作自演」とか「右手が左手に救済を求める茶番劇」などと、各界から強い批判を受けた。にも拘わらず、臆面もなくまた同じ手法を使うという暴挙であり、県知事選挙、豊見城市長選挙、那覇市長選挙が示した圧倒的な「辺野古NO」の民意無視を許してはならない。
オール沖縄会議では来週30日には、沖縄防衛局へも抗議行動を行う。
<集会アピール全文>