辺野古 抵抗の歌 ② 沖縄 今こそ立ち上がろう

病気療養のためにゲート前行動の現場を無念の思いで離れた山城博治さんが作詞した「美しき5月のパリ」の替え歌です。

博治さんのリードで唄うたびに胸に沁みたこの美しい歌、博治さんの声や姿が見えないゲート前で唄うこの歌は、ますます胸に沁みます。

元歌は、パリ革命の中で唄われた有名な歌です。日本では加藤登紀子さんが歌ってヒットしましたので、ご存知のかたも多いと思います。

米軍雇用の警備員に引き倒され連行される山城さん

米軍雇用の警備員に引き倒され連行される山城さん

 

 

元歌<美しき5月のパリ>  作詞・作曲 不詳
訳詩:加藤登紀子
赤い血を流し泥にまみれながら
この五月のパリに 人は生きてゆく
オ ル ジョリ モァ ドゥ メ ア パリ

 

 

 

替え歌<沖縄 いまこそ立ち上がろう>

作詞:山城博治

沖縄の未来は 沖縄が開く
戦さ世を拒み 平和に生きるため
今こそ立ち上がろう
今こそ奮い立とう

辺野古の海を 守り抜くために
圧政迫るが 立ち止まりはしない
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

高江の森を 守り抜くために
力を合わせて スクラム固めよう
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

島々の暮らしを 守り抜くために
思いを巡らせて 心を通わそう
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

輝く明日は 今こそが拓く
閉ざされた歴史を 解き放つために
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

歌え自由の歌を 届け空の彼方へ
この青空の下に 人は生きて行く
今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう

釈放され、たくさんの仲間に迎えられ、笑顔で握手する山城さん

釈放され、たくさんの仲間に迎えられ、笑顔で握手する山城さん

 

「美しき5月のパリ」は、さまざまな闘いの場で愛唱され、山城博治さんが替え歌作詞の参考にしたのは、映画「叛乱」の主題歌「俺たちの道 」作詞 木島 三夫)のようです。

俺たちの道は俺たちが拓く    閉ざされた歴史を 解き放つために 今こそ戦えいざ 今こそ戦えいざ

 

2015年4月30日リンクURL